本学に留学し日本での就職を考えている外国人留学生を対象にした就職ガイダンスが9月29日に開かれました。
このガイダンスは新型コロナウイルスの感染状況を踏まえて、井の頭キャンパスの講師と、自宅にいる外国人留学生をオンラインで結んで行われました。
まず外国人の日本での就職を支援している東京外国人雇用サービスセンターの担当者が、日本で就職活動をするにあたって知っておくべき制度などについて説明しました。この中でサービスセンターの担当者は、留学生が卒業後に日本で働くための「就労ビザ」と就職活動をするための「特定活動ビザ」の取得申請方法について説明し、このうち「就労ビザ」を取得するには学校で専攻した専門的知識・技術を発揮できる職場で働くことなどが条件になると指摘しました。続いて日本での就職活動の流れを説明し、日本の企業が外国人を採用するにあたって重視する能力は、日本語の語学力、コミュニケーション能力、バイタリティーの順であり、日本語能力試験やTOEICは就職に有利な資格だと強調しました。
この後、本学大学院を9月に修了し日本のIT企業に就職する男性が、自身の就職活動について振り返りながら注意点などを説明しました。その中でも特に、早めに就職に向けた準備を始める事、自分なりの企業選びの軸を決める事、語学以外にも自分の性格などをアピールできるようにしておくことについて話がありました。参加した学生からは、「企業は留学生に何を求めているのか」「ESで躓いているがどうすればいいか」などの質問がありました。
キャリアサポートセンター
2020年9月30日