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採用経験のある卒業生との座談会開かれる

 本学学生の就職活動に役立ててもらおうと、企業で採用活動や人材教育の経験のある卒業生を招いての初めての座談会が、11月15日に井の頭キャンパスで開かれました。
 この座談会は▽2010(平成22)年に総合政策学部を卒業し警備会社で採用活動の経験のある諏佐卓さん、▽同じ2010年に外国語学部を卒業しIT会社で採用活動を行っている小宮山貴幸さん、それに▽2012(平成24)年に総合政策学部を卒業し飲食店や食品販売店を経営する会社で人材教育を行った経験のある宇野太基さんの3人を招いて行われました。司会はキャリアサポートセンターの岩本久美子課長が務めました。
 この中でまず自らの就職活動について、諏佐さんは「やりたくないことから書き出してみたところ、デスクワークを除く人の役に立つ仕事を選んだ」、小宮山さんは「自分に向き合った結果、客に喜んでもらえる業界をめざすことになった」、宇野さんは「まず自分にとって幸せとは何かを考え、そこから逆算して行動した」とそれぞれ振り返っていました。
また学生時代にやって役に立ったこととして、諏佐さんは「野球部の活動を通じて、色々な人と話をすることが苦にならなくなったこと」を、小宮山さんは「小売店でのアルバイトで、人の気持ちを読み取る力がついたこと」を、宇野さんは「インターンシップを体験して、何をやるかよりどう取り組むかが大事かを学んだこと」をそれぞれあげていました。
 さらに企業人としての立場から一緒に働きたい人について聞いたところ、諏佐さんは「うちの会社のことをよく調べてくれていると感じる人」、小宮山さんは「同じ方向を向いている人」、宇野さんは「企業理念を理解し共感できる人」をそれぞれあげた上で、揃って「挨拶や礼儀、みだしなみの大切さ」を指摘していました。
 このほか転職の良し悪しに関して、転職経験のない諏佐さんは「出世が早く、色々な世代に知り合いができるが、いやな人とも一緒になる」と話した一方で、ともに転職経験のある小宮山さんは「自分がやりたいことに合わせられ理想に近づけるが、人間関係がリセットされプレッシャーになる」と、宇野さんは「自分の価値観に合わせられプライベートも大事にできる」と話していました。
 この座談会にはオンラインも含め3学部から16人の学生が参加し、「仕事をすることによって生き方、考え方はどう変わったか」とか「つらい時は何が支えとなったか」といった質問が次々に出されていました。
 キャリアサポートセンターでは今後も各界で活躍する卒業生を招いた座談会を企画し、現役学生の就職活動の参考にしてもらうことにしています。

キャリアサポートセンター
2021年11月15日