保健学部学内合同企業説明会オンライン開催

　本格的な就職活動シーズンを前に、主に文系2学部を対象にした企業研究セミナーが連日のように開かれていますが、保健学部も毎年この時期に「学内合同企業説明会」を開いて学生が企業を知る機会を設けています。今年は2月19日にオンラインで行われました。
　説明会は、臨床検査企業５社と薬の治験（臨床試験）企業３社の採用担当者を招き、臨床検査技術学科３年生を中心に５３名が参加をしました。
　このうち臨床検査企業の採用担当者は、臨床検査技師の働く場として企業にある「検査センター」と提携病院にある「ブランチラボ」があることや、全国の病院から患者の検体が集められるため検査の種類の幅広さや専門性の高さについて説明しました。また最近は新型コロナウイルスの感染拡大により検査数が増え技師の活躍の場が広がっていることも強調していました。
　一方、治験企業の採用担当者は、新薬開発の流れや治験企業の役割、治験の実施方法に加え治験コーディネーター（CRC）の業務内容について説明しました。CRCのやりがいは患者に一番近い位置で新薬開発を支えられるほか最先端の医療に関われることに加えて医師、製薬会社などの幅広い関係者とコミュニケーションを取るため調整力などビジネススキルが身につくと話していました。
　参加した学生からは、「病院以外に活躍する場が多くあり就職先の幅が広がった」「働き方にも大きな違いがあり、自分のやりたいことや働き方をしっかり考えていきたい」「文系の学生でも医療業界で活躍できることを知り視野が広がった」などの声が聞かれ、将来に向けて働くイメージを作るきっかけとなったようです。

２０２２．２．１９　キャリアサポートセンター