このセミナーは、就職先やインターン先の企業を選ぶ際の参考にしてもらおうと、毎年秋から冬にかけて開いているものです。今年は先月から原則として毎週月、水、金曜日の夕方に1社ないし2社をオンラインで招いて、業界や個別企業についての説明を聞いています。
ほぼ折り返し点に当たる12月9日には、毎年多くの学生が参加する大手ホテルの企業研究セミナーが開かれ、オンラインで73人の学生が参加した他、サテライト会場の教室には7人の学生が集まりました。企業の採用担当者がホテルの仕事や施設について動画を交えながら説明し、入社後の働き方を紹介しました。学生から「就職先としてこのホテルを選んだ理由」について質問が出ると、担当者は「客として利用した際のサービスが、近すぎず、かつ必要な時には来てくれる素敵なサービスだったこと」などを挙げ、このホテルで働く魅力を語っていました。
また12月12日には大手情報システム会社の研究セミナーが開かれ、オンラインとサテライト会場であわせて60人の学生が参加しました。講師を務めた人事担当者は、企業のDX化を支えるビジネスアウトソーシング事業やデジタルマーケティング事業など同社の幅広い仕事を紹介した上で、自分に最も適した職種を採用選考の過程で選ぶことができるので、文系の学生も積極的に挑戦して欲しいと呼びかけていました。
この学内企業研究セミナーには、1月末までにあわせておよそ40社が順次オンラインで登場することになっている他、1月17日には、コロナ禍で開催を見送ってきた対面での企業研究セミナーを4年ぶりに開く予定で、およそ20社を招くことにしています。
3年生は、こうした企業研究セミナーなどを経て志望企業を絞り込み、春先から本格的に始まる採用選考に臨むことになります。2年生や1年生も志望業種の絞り込みやインターン先を探す際に役立つため、キャリアサポートセンターでは、できるだけ多くの企業の研究セミナーに参加することを呼び掛けています。