この講座は、企業に提出するエントリーシートや採用面接には欠かせない自己PRの作り方を学んでもらおうと、これから就職活動を始める3年生を対象に開いたもので、会場とオンラインであわせて64人が参加しました。
まず、就職支援会社の講師が、ほぼ初対面の採用担当者に限られた時間でPRするには、自分自身を客観的に整理・理解したうえで、自分がどういう人なのかを言葉で表現できるようにしておくことが大事だ。自分自身を知るには、過去の自分の歴史を振り返る、現在の自分の価値観や志向を測定する、インターンシップなど社会との接点を通じて自分を評価するなどの方法があると解説しました。
このうち過去について採用担当者が知りたいのは、華やかな経験や立派な実績ではなく、経験から何を感じて学んだかであり、それが今後の仕事に応用できて、活躍するイメージにつながるかどうかがポイントだと強調しました。
そして現在については、性格検査で自分の特徴や持ち味がわかるとして、あらかじめ参加者が自分で行った性格検査の結果をもとにワークシートを使って自己PRを作成しました。対面参加の学生については、講師が会場を回って指導を行い、強みや持ち味を仕事のどんな場面で発揮することができそうかを必ず結論部分に盛り込んでアピールしようなどとアドバイスしていました。
また性格検査でわかった持ち味を活かしやすい社風や企業探しのヒントについても説明があり、これらを知ったうえで、インターンや仕事体験に臨み、実際に体感して比較してみようと呼びかけていました。3年生の就職活動は、6月1日からインターンシップのエントリーが始まり、学生によっては、この日の講座で学んだ自己PRの作り方が早速役立つことになります。
2023年5月27日