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大手企業就職対策講座 ”教えて先輩!”

 大手企業や上場企業への就職を目指す学生を対象にした連続講座の今年度5回目の講座が9月29日に開かれ、本校の卒業生で大手企業で働く2人の先輩から仕事や就職活動について聞きました。
講師を務めたのは2020年に総合政策学部を卒業して大手情報通信会社に勤める長尾真志さんと2021年に外国語学部を卒業して山崎製パンで働く高橋賢人さんの2人です。まず勤務先の仙台からリモートで参加した高橋さんが、コンビニエンスストアを担当する営業の仕事について紹介し、「同期入社の仲間はありがたいし、出荷前の商品の検査やクレーム処理にもプロが揃っていて助けられている」と、豊富な人材に恵まれた大手企業の働きやすさを強調しました。また長尾さんは、「グループ会社が一杯あるところが大企業の強味だ。ITの領域で、DXに力を入れて行ける環境かどうかを重視して会社を選んだ」と述べて、規模が大きく多様な事業を手掛ける大手企業だからこそ自分のやりたいことが実現できると語りました。
 続いて行われた質疑応答では、参加した20人の学生から2人の就職活動についての質問が相次ぎ、何を大切にして会社を選んだのかという問いに対しては、「働く人たちが良い人たちだとか会社の雰囲気で判断すべきではなく、仕事の内容優先、会社のビジョンに共感できるかどうかで選ぶべきだ」と講師2人の答えが一致していました。また長尾さんは、大手企業を目指すなら早めに動く必要があるとして、多くの企業説明会、それもグループワークなどが同時に行われる費用対効果の高いものに参加することを、高橋さんは、他大学の学生と一緒にインターンシップに参加することで就職活動の雰囲気に早く慣れることを薦めていました。講座に参加した学生からは、「リアルな体験談は参考になった」とか「今後のモチベーションにつながった」という声が聞かれました。
 大手企業や上場企業への就職を目指す学生を対象にした連続講座は、この後10月20日にコミュニケーション力を磨くための「プロによる話し方講座」が予定されています。