来年春に卒業する学生の就職活動は3月1日に各企業の求人票が公開されて会社説明会が始まり、本番を迎えます。それに向けて去年秋から続けてきた学内企業研究セミナーも2月22日に三鷹キャンパスで開いた大手建設会社のセミナーが最後となりました。セミナーには24人の学生が参加し、まず採用担当者が、GDPの10分の1を生み出す建設業界で大手5社の一角を占める同社は大都市の再開発など大型案件を設計から施工まで一貫して手掛けていて、最良の作品を世に遺し社会に貢献するのが経営の理念だと説明しました。
続いて同社で働く本校の卒業生4人が、営業や総務、施工管理など自らが担当してきた業務について、仕事の進め方や働き方について紹介しました。就職活動本番を前に、志望企業の絞り込みが進んでいる時期だけに、学生からは、新入社員全員が経験する大阪での1年間の寮生活の様子や育児のための短時間勤務制度など先輩への具体的な質問が相次いでいました。
また、同社が建設した本校の多くの施設のひとつ、三鷹キャンパス内のアリーナの見学も行われ、施工責任者を務めた社員が、技術的に難しい作品を、施主との交渉や予算管理など事務の社員も一緒になってチームで仕上げるやりがいのある仕事は大手建設会社ならではのもので、ぜひ志望して欲しいと呼びかけていました。
今年度の学内企業研究セミナーは個別開催・合同開催をあわせて61社を対象に開き、のべで1500人近い学生が参加しました。学生達は、来月からの就職活動本番で企業研究セミナーの成果を示すことになります。