保健学部の3年生(新4年生)を対象にした就職活動スタートアップ講座が3月27日に開かれました。この講座は一般企業に比べて採用選考の時期が遅い病院などへの就職を目指す学生向けに開いたもので、臨床検査技術学科、健康福祉学科、臨床工学科、救急救命学科、リハビリテーション学科、診療放射線技術学科のあわせて418人が参加しました。
まずキャリアサポートセンターの担当者が医療機関への就職活動の特徴を紹介し、志望先の病院選びにあたっては、急性期、回復期、慢性期など対象となる患者の区分や医療専門職としてステップアップしていくための教育体制などを軸に考えること。採用選考にあたっては、病院実習での体験やチーム医療で各専門職が果たす役割について聞かれるので、備えが必要だなどと説明しました。
続いて開かれた面接対策やマナーの講座では、就職支援会社の講師から、面接に際しての身だしなみや聞き手を意識した伝え方のポイントなどのアドバイスが贈られ、敬語などの言葉遣いについては実際にワークシートを埋めて確認しました。
参加した学生からは、「就活本番前にあらためて考える機会になった」「講師の話を聞いて就活に対する不安が少し和らいだ」「危機感を覚えたので早速活動を始めたい」などの声が聞かれました。
一般企業への就職活動は今月1日に求人票が公開され会社説明会が解禁されて本格化していますが、医療機関は、看護師など一部を除くと、これからが本番です。学生は、今回の講座でのアドバイスなども参考に、病院見学などを経て志望先を具体的に絞り込み、採用選考に臨みます。