就職活動で重みを増す夏のインターンシップへの参加に備える講座が7月5日に開かれました。
普段は学業で忙しい学生が夏休みを利用して企業で就業体験をする夏のインターンシップは、学生が業界や企業を知る貴重な機会になるだけでなく、企業も時間をかけて学生を評価することが出来るため、双方にとって有意義とされ、インターンシップを経由して就職を決める学生が増えています。
講座には、この夏にインターンシップを控えた3年生を中心に業界理解・企業理解のヒントにインターンシップを活用しようという1~2年生など、あわせて56人が参加しました。
就職支援会社の講師は、インターンシップには「社会理解」「力試し」「自己理解」の3つの要素があり、まず「社会理解」では、自分の興味のある業界はもちろん、知らない業界や興味のない業界のインターンシップにも参加して視野を広げることを勧めました。
また、インターンシップなど就職活動では、言語化して伝えることが大切だとして、講座の参加者同士による意見交換を随所に交えて、「力試し」の練習をしました。
そして、参加だけで満足することなく、業界や企業が自分にあっているかどうかを振り返ることで「自己理解」にもつながるインターンシップの利点を紹介し、就職支援サイトの検索など具体的なインターンシップの探し方をアドバイスしました。
講座に参加した学生からは、「インターンシップがなぜ大切なのかが判った」「探し方が判らず焦っていたが、一番やりたかった内容のものを見つけることが出来た」などの感想が聞かれました。
夏のインターンシップは7月から9月頃まで行われます。3年生にとっては来年春からの就職活動本番に直接つながる大切な場であり、1~2年生は、冬のインターンシップ、さらに来年夏と経験を重ねて、就職に向けた理解を深めていくことになります。