医学部4年の武川裕之さん、田中界さんが、日本病理学会総会でポスター発表
2011年4月30日、横浜で開催された第100回日本病理学会総会で、医学部4年の武川裕之さん、田中界さんが、「心原発の血管肉腫の1例」という演題でポスター発表をしました。
武川さん、田中さんは、心臓周囲に浸潤を広げる腫瘍の複雑な肉眼像を明瞭に解説し、また病理診断に苦渋した腫瘍の組織型の特徴や、免疫染色で検討した腫瘍細胞の形質などを、わかりやすく発表しました。鑑別診断や腫瘍の転移様式などに対する質問にも、説得力ある自らの意見を交え、討論しました。
今年度の日本病理学会の学生示説には、日本全国の大学医学部から合計42演題が参加し、活気ある学術的討論が行われました。早朝から、各大学がポスター前で発表練習を行うなど、若さと情熱が学会会場に溢れていました。来年度に発表予定の、医学部3年の盧昌聖さん、大島康太さんも応援に訪れ、先輩達の頼もしい発表にエールを送りました。
病理学講師 原(宍戸) 由紀子 2011.6.17 |