4月30日から5月2日にかけて名古屋国際会議場で行われた第104回日本病理学会総会において、医学部4年生の原田巽矢君、池崎隆三郎君、浦田翔一君、小川晃汰君が学生ポスター発表を行いました。
医学部学生によるポスター発表は病理学会総会の注目の企画のひとつで、第95回(杏林大学主催)にはじまり今回で9回目になります。杏林大学は9回続けて参加しており、過去の発表者のなかには現在病理医となって活躍しているものもおります。
今回の病理学会では全国各地から集まった学生により120もの演題が発表され、その内容も症例報告から分子生物学的な基礎研究まで多岐にわたるものでした。
原田君らの演題は「内分泌腫瘍におけるREST発現の免疫組織化学的検討」で、内分泌腫瘍においてRESTという蛋白の発現が神経形質の発現に関与することを明らかにした内容でした。
テーマの発案からポスター作成まで4名が共同で1年近くかけて準備し、直前には発表・討論の予行を何度も繰り返しました。当日の発表も明快で、座長の先生からも高い評価をいただきました。