受験生サイト サークル紹介 学生支援ポータル 学納金サイト  [在学生・保護者専用]

[海外研修]オックスフォード研修(2019/2/25〜3/15実施)

2018年度 オックスフォード研修に参加した学生の体験記を紹介します。

——————————————————————————————————————————

外国語学部英語学科 中島 遥香

 オックスフォードに着く前、私は不安よりも楽しみという気持ちの方が大きかった。なぜなら、初めて旅行目的ではなく勉強目的で海外に行くということ、初めてのホームステイ、初めてのヨーロッパなど私の人生において、初めての体験ばかりだったからだ。そして、実際にこの海外研修をしてみて分かったことは、日本にいる時の私の期待よりもここでの生活は遥かに楽しいものだったということだ。
 私のホームステイ先の家族構成は一人暮らしの女性だった。彼女はとても明るく、気さくで、優しかった。私は彼女の作る料理と、それを食べながら彼女と会話をする時間が大好きだった。ビーフパイやマッシュポテトのチーズのせ、フィッシュ&チップス、クリームソースのパスタ、ローストディッシュなどだ。そして、それらを食べながら私たちは沢山のことを話した。仕事や家族、友達、趣味、今日あった出来事、テレビの内容に関することなど様々なトピックについて話した。また2日目に、私が家に帰る途中で道に迷ってしまった時、少しナイーブな気持ちになっていた。しかし、彼女は「沢山の人と英語で会話出来て良いチャンスだったね。きっとこの先試練があっても遥香なら乗り越えられるよ。」と前向きな言葉をかけてくれ、私も前向きな気分になることが出来た。
 CIEでは、今まで知らなかったことを沢山学んだ。オックスフォードの文学や歴史、芸術、建築、ビジネスなどだ。日本のようにただ先生が話すだけではない。生徒同士で話し合い、考えさせ、意見を発表する、実際に外に出て学んだことを目で確かめる、学んだことを繰り返し思い出させるような質問があるなど生徒が主体となって取り組むものばかりだった。また、午後のセミプライベートレッスンでは、生徒2,3人に対して先生が1人という少人数で行われた。知っているものに対して自分の英語で相手に伝えるという練習はとてもやりがいがあり楽しかった。
 日常生活では、常に感動だらけだった。例えば、オックスフォードの方たちはよく感謝やポジティブなことを言うことだ。私はその習慣が大好きだった。バスでの乗り降り、スーパーでの買い物などのどんな場面でも見知らぬ人に対して、’’Thank you’’や’’Have a good day”を言っていた。私は、これは日本とイギリスの大きな違いだと感じた。日本人は見知らぬ人と安易に会話をしないし、積極的な「ありがとう」という言葉よりも「すいません」という言葉をよく使っているということに気がついた。また、オックスフォードでは多様な人種が混じっていた。アジア系、アフリカ系など町には様々な人がいてそれを肌で実感することが出来た。実際に学校の近くには、日本食やイタリアン、ハンバーガーショップなど各国の食文化を体験出来るお店が建ち並んでいた。
 私はこの研修で沢山のことを吸収した。本当に参加して良かったと思っている。