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[海外研修]南カリフォルニア大学研修(2019/3/18〜3/27実施)

2018年度 南カリフォルニア大学研修から帰国した学生の体験記を紹介します。


渡航期間:2019.3.18~2019.3.27
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保健学部作業療法学科 中村 舞

 以前から留学に興味があったので、カリフォルニア研修の話をいただいてすぐに両親に話しました。両親はいい経験になるとすぐに了承してくれました。カリフォルニアに行く前に、危機管理オリエンテーションを行ったり、日本とは環境が大きく異なる土地に行くのだと実感していました。危機管理オリエンテーションでは緊急時の対処法や連絡先、登録しておいた方が良いとたびレジというものも教えてもらうことが出来ました。保険にも入り、もしもの時のための対策をきちんとしました。出発の前に、南カリフォルニア大学から日本に来ている学生の方々と交流できる場面もあり、そこで何人かの方と知り合うことができました。
 カリフォルニアでは南カリフォルニア大学のDanny、多くの学生の方にお世話になりました。そして日本と異なるアメリカでの作業療法士の働きについて知ることが出来ました。日本と大きく異なると感じた点は、日本でいう「発達」の領域で働く作業療法士が多いということです。日本では身体障害領域や精神障害領域で働く作業療法士が多く、子供を対象とした作業療法を行う作業療法士は少ないです。
 発達障害のある子供が通う施設に見学に行かせていただくことがありました。そこでは作業療法士、理学療法士、言語聴覚士、ボランティアなどの方々が働いていました。一見正常発達の子と変わらないように見える子も、遊んでいる様子をみていると、どこか不器用な体の使い方だったりしました。作業療法士はこのような子供達を対象としてリハビリを行なっているんだと間近で見ることが出来てとてもいい刺激になりました。
 以前私は身体障害領域か老年期の領域を希望していましたが、今回の研修で発達の領域にとても興味を持ちました。元から子供が大好きでしたが、作業療法士は高齢の方と関わるというイメージが強く、自分もそちらの分野にいくものだと思っていました。しかし障害のある子供を支援したいという気持ちが今回の研修で大きくなったので、その分野で働き、作業療法のイメージを変えていきたいと思いました。
 英語はあまり得意ではありませんでしたが、知っている単語だけで一生懸命伝えようとすると、向こうの方は推測してくれて、言いたいことを伝えることが出来ました。それからDannyさんが簡単な英語でゆっくりと話してくれたので、施設の説明もある程度理解することが出来ました。専門的なことや難しいことは、引率の近藤先生が訳して説明してくださいました。とても充実した楽しい研修になったのは関わった全ての方々のサポートのお陰です。今後杏林大学に外国から留学生の方が来たら、おもてなし隊として協力したいと強く思いました。ありがとうございました。