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アラ・インスティチュート・オブ・カンタベリー留学から帰国した学生の体験記を紹介します

2018年度 アラ・インスティチュート・オブ・カンタベリーに留学した学生の体験記を紹介します。


渡航期間:2018.8~2019.7
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外国語学部英語学科 伊藤由起

 私は昨年(2018年)の8月から11か月間、ニュージーランドのクライストチャーチに交換留学した。留学先であるAra Institute of Canterburyという学校は色々な科目が学べる国立の専門教育機関で、現地の学生だけではなく世界各国からの学生も在籍しているためとてもインターナショナルな環境で勉強することができる。
 最初の1か月間は基礎的な英語を勉強、その次の半年間はAcademic Englishを学ぶクラスで勉強した。そのクラスは本科のクラスでもやっていけるような英語力を身につけるのが目標ということもあり、ただ授業に出席していればいいというほど簡単ではなかった。計9つのテスト全てをクリアしないとこのクラス自体が認定されないという厳しい条件のなか、クラスメイト何人かは途中でやる気をなくしてしまっていたりテストの難しさなどから精神的にきつくなることが何度もあったがクラスメイト同士助け合ったり自分を信じて最後まで頑張った結果、何とか全てのテストに合格することができた。このクラスではReading、 Listening、Writing、Speakingの4技能はもちろん授業において発言することの大切さや引用のしかた、効果的なプレゼンテーションのしかたなどプラスαのこともたくさん学ぶことができた。
 この英語クラスに合格できたおかげで残りの半年間は、本科のクラスを受講することができた。私はニュージーランドでこそ学べることを勉強したかったので、観光クラスを選択した。本科クラスは当たり前だが英語のクラスとは違い、英語で専門的なことを学ぶのでクラスメイトにはネイティブの学生が多く、また英語ができるのが当然という環境で最初は慣れるまでに時間がかかったが新鮮でもあった。授業では、一般的な観光のことから私の希望でもあったニュージーランドの観光についてまで幅広い内容を学ぶことかでき、とても充実していた。さらにテストは筆記に加え、自分で小冊子を作り提出したり、案内所で働いているという設定でのロールプレイテストなど実践的なものだったので度胸がついたと思う。また勉強面以外でも、このクラスのおかげで友達の輪がぐんと広がり、クラスメイトとは週末一緒に遊んだり勉強したり、さらには旅行にも行くほどの仲になった友達もいた。
 勉強面以外では、例えば3月にクライストチャーチ市内で大きなテロ事件が起こったが、悲しい気持ちにもなったしいつどこで何が起こるかわからないのだということをも痛感させられた。
 この留学を振り返り、語学面だけではないたくさんのことを得ることができたと確信している。楽しいこともあればそうでないこともあったが、この留学に参加したからこそ出会えた私の大好きなホストファミリー、友達、見ることができた景色、体験できたこと、学べたこと、感じたこと…。この11か月間の日々は自分の中で一生の思い出になるだろう。





渡航期間:2018.9~2019.2
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外国語学部観光交流文化学科 石原乙希

 私はニュージーランドにある、Ara Institute of Canterbury に約半年間の留学をしました。ニュージーランドは自然に囲まれていますが、生活にも不便なく勉強をするのにもとても良い環境でした。私にとって初めての海外生活であったため、期待が大きかったと共に不安でいっぱいでしたが、ニュージーランドの生活が始まって思ったことは人の暖かさでした。街行く人々は時々挨拶をしてくれ、分からないことがあったときは、つたない日本人英語でもなんとか理解してくれ、親切に教えてくれた事を今でも覚えています。そんなこともあり、日常生活で困ることはほとんどありませんでした。
 学校は、思っていたよりもクラスの中に日本人が多く、休み時間にもなれば日本語で話してしまっていたことが多くあり、あまり他の国の留学生と関わりが持てなかった事を後悔しています。しかし、新タームになり日本人留学生と入れ替えに韓国人留学生が多く来たことにより、その環境は一気に変わりました。この時に他国の言葉や文化も知れたため、英語でコミュニケーションを取ることの楽しさも同時に知ることができました。
 学校が終わればビーチへいったり、市内に出かけたりしました。季節は日本と逆で夏だったこともあり、海に入って泳いだり夜にクライストチャーチ市内を一望できる夜景を見たりと現地の人に様々な場所に連れて行ってもらいました。休みの日には泊まりで旅行へ行ったり、観光スポットへ行ったりと日本では見られないような大自然を満喫することができました。今まで世界遺産には全くと言っていいほど興味がありませんでしたが、ミルフォードサウンドに行ってから自然の壮大さを生で体感することができ、もっと他の国にも行って世界遺産を見たいと興味を持ちました。
 そして、この留学生活の中で、様々な人に出会い人それぞれの考え方、違った意見がある事を感じました。私は元々意見を提案することが苦手で、何かとネガティブに捉えがちでしたが、それはただ逃げていることと同じでした。私の場合、ある人に出会ったことがきっかけで考え方が変わりました。その人は周りのことを最優先に考えると同時に、私にはない自分に自信や目標を持っている人でした。その人のような生き方を凄く尊敬すると同時に、捉え方次第で物事の見方も変わることを切に感じました。
 また、お世話になったホームステイ先のお宅は1人の女性でした。彼女は友達が多くいるため、よく家に招いて食事をしたり、お喋りをして楽しんでいました。時には私も一緒に彼女の友達の家に連れて行ってもらい、その家族とも関わりを持つことができ、本当に沢山の人に出会うことが出来ました。とても親切な方で、あの家にステイすることができて本当に幸せでした。
 この留学を通して自分の視野が広がり新たにいろんな物事に挑戦したいという思いが生まれました。本当にたくさんの人と関わることのできたこの留学生活は、間違いなく私の人生において大切な経験の一つです。ニュージーランドを選んで本当に良かったです。