受験生サイト サークル紹介 学生支援ポータル 学納金サイト  [在学生・保護者専用]

アデレード大学留学から帰国した学生の体験記を紹介します

2018年度 アデレード大学に留学した学生の体験記を紹介します。


渡航期間:2018.8~2019.2
—————————————————————————————————————————
外国語学部英語学科 鈴木 那望

 私は8月から2月までの半年間アデレード大学に留学しました。この留学が私にとっての初海外だったため、旅立つ前、着いた瞬間は本当に緊張感と不安でいっぱいでした。
 空港に着くとホストファミリーが待っていて、そこから英語で話さなければならない環境が急に生まれました。戸惑いながらも自分の知っている言葉を使いコミュニケーションをとることに精一杯でした。しかしホストマザーはとても優しく、話していて私がわからなそうな顔をしていると、ゆっくり話してくれたり簡単な単語を使ってくれたりして、だんだん話すことに慣れていきました。私はなるべく自分の部屋にこもらず、リビングにいようと意識していたので、マザーとの距離が近づくのもそんなに時間がかかりませんでした。夕食の際には、ほぼ毎日その日にあったことをお互い話して、とても楽しい時間を過ごしました。私の家はマザー一人だったため、生活しやすく帰る頃にはまるで本当のお母さんのような存在になっていました。半年という期間は過ぎてしまえばあっという間ですが、やはり長く大切なものだと感じることができました。
 勉強面では1クラスが少人数だったので、先生との距離も近くわからないことがあればすぐに質問できる環境でした。またどの先生もとてもフランクで接しやすく、質問に対してしっかり答えてくれるので、困ったことがあっても一人で悩むという心配は全くありませんでした。授業内容は、基本的にグループで話すことが多く、そこでたくさん英語を話す機会があったので、とてもよかったです。日本では絶対にできない英語の授業だったのでとても新鮮で、多国籍なクラスだったという点もあり、様々な文化を知ることができたのもとてもよい経験になりました。授業内でプレゼンテーションをすることが何回かあり、初めはとても緊張しましたが、だんだん慣れていくうちに、原稿を忘れてしまっても何とか自分の言葉で補填できた時は嬉しかったです。
 3ヶ月を過ぎたころから少しずつ英語を話す環境にも慣れ、外国人のお友達が増えました。一緒にお昼ご飯を食べに行ったり、映画を観に行ったり、ビーチやハイキングに行くこともありました。また、シティーでは様々なイベントが催されており、それに参加してライブで歌を聴いたり、花火を見たりしました。オーストラリアのクリスマス、年末年始は夏なので、それもまた新鮮で面白かったです。友達と話しているときには、私と同い年なのに将来の目標が定まっている人の姿を見て、すごく刺激になりました。
 この半年間は私にとってとても大きなもので充実していました。今までとは全く違う世界に飛び込み、なんでもチャレンジ精神で取り組む楽しさも学びました。現地ではホストマザーや先生、たくさんの友達にも恵まれ、感謝しかありません。オーストラリアで経験したことを忘れず、今後も様々なことに挑戦していきたいです。




渡航期間:2018.8~2019.2
—————————————————————————————————————————
外国語学部英語学科 原 美七海

 私はオーストラリア・アデレード大学への約6ヶ月間留学を経て、心身ともに成長できたことを実感している。
 留学をすることは、私にとって非常に大きな決断だった。幼い頃からできないことはすぐに諦めてしまう性格だった自分を変えたい、自立したい、という想いから留学することを決めた。母語である日本語から離れ、学校でもホームステイ先でも英語でしかコミュニケーションを取れない環境にいることで、良い意味で毎日緊張感のある日々を送ることができた。
 留学開始から1ヶ月程は、慣れない環境下での生活がストレスとなり、楽しいことよりも辛いことの方が多いと感じていた。しかし、私はそこで自分から英語を話す機会を作らないと留学に来た意味がないと気付くことができた。学校での授業だけでなく、積極的にイベントに参加し、現地の友人や同じ留学生の友人を作り、放課後や学校のない日でも英語を使う努力をした。私が通っていた語学学校では、週に1度「coffee & chat」と呼ばれるイベントが開催されていた。それは、アデレード大学に通うボランティア学生と、留学生がコーヒーを飲みながら自由に英語で会話をするというイベントだった。私はそのイベントに毎週通い、そこで多くの友人を作った。休日にはその友人とカフェで世間話をしたり、ビーチに遊びに行ったりと、充実した留学生活を送っていた。ホームステイ先に帰宅後も、できる限り多くの時間をホストファミリーとともに過ごした。私のホストファミリーは、休日には必ず車で観光地へ連れて行ってくれた。自宅では一緒に映画を見たり、カードゲームをしたり、お互いの家族や友人の写真を見せ合うなど、有意義な時間を過ごすことができた。私のホストファミリーはキリスト教を信仰しているため、毎週月曜日の夜は教会に集まり、そこで出会った人々と会話をしながら夕食を食べた。高齢の方が多かったが、私はその時間が大好きだった。現地の人々はとてもフレンドリーで、異国から来た私をいつでも歓迎してくれた。
 私は、語学学校の先生、現地でできた友人や、ホストファミリーなど、出会った全ての人々に恵まれ、非常に濃く、充実した留学生活を送ることができた。日本ではできない経験を多くさせてもらい、留学に行かせてくれた両親、背中を押してくれた杏林大学の先生や友人に、非常に感謝をしている。オーストラリア・アデレードで過ごした約6ヶ月間は、これまでの私の人生の中で、最も貴重な時間であったことを確信している。多くの素敵な人に出会い、経験をし、学んだことを、一生忘れないだろう。この経験を糧に、これから先に待ち受ける物事に、幼い頃の私ではなく、小さなことでは決して諦めない強くなった私で、立ち向かっていきたいと思う。





渡航期間:2018.8~2019.2
—————————————————————————————————————————
総合政策学部総合政策学科 内村 俊介

 私は、アデレード大学に8月18日から2月3日まで、語学留学をしていました。
 私がアデレード大学を選んだ理由としては日本人が少なく英語を話す環境に恵まれているからです。しかし、実際学校に日本人はいましたが、日頃から海外の人と時間を過ごすことを意識して休みの日など出かける時は、海外の友達と時間を過ごす時間がほとんどでした。
 ホストファミリーは子供2人に両親という、恵まれた環境で有意義な時間を過ごしました。ホストファミリーは、私の英語力向上に手を貸してくれて、宿題や様々な場面で手助けしてもらいました。休みの日などは、アデレードの観光スポットに連れて行ってもらったり、海外ならではのゲーム、チェスなど楽しい会話を交えながらの時間は、私にとってスピーキング力向上の大切な時間でした。子供は7歳と3歳ということもあり、聞き取るのが難しく最初の3ヶ月はコミュニケーションを取るのが難しい状況が続きましたが、4ヶ月過ぎてからは、ある程度の耳慣れもし、少し自分自身の成長を感じることができました。
 私の休日は先程の内容で少し紹介しましたが、外出することがほとんどでした。私は体が動かすのが好きというのもあり休日は、バスケットボールやスケボーなどを、友達とする時間は私の一週間のルーティーンでした。体を動かした後は、友達とそのまま外食に行き、その場には違うクラスの友達もいるので1週間の出来事を話す時間は、とても楽しい時間でした。時には、行われているアクティビティに参加するなど、とても有意義な休日を過ごすことができました。海外の人と話す時間は、英語力向上だけでなく、他の国の文化を学ぶことのできる機会でもありました。日本では、ニュースなどでしか情報を得ることができないが、直接海外の人に様々な質問をして日本人との考え方の違いなどを学ぶ時間は有意義でとてもよい経験になりました。
 私が、留学して一番に力を入れたことは、日本で得ることのできない経験をするということでした。留学が始まった当初は、他の国の文化や考え方の違いに戸惑う時期もありましたが、時間を過ごしていくうちに相手の文化などを、リスペクトできるようにまでなることができました。言語の壁はもちろんのことだが、それよりも考え方の違いを受け入れるまでに時間がかかりました。留学に来ている外国人は、意思が強くそれに対して不満を抱く時期も多々ありましたが、その意見をしっかりと受け入れそれを踏まえて答えを出した時は、いつも以上に達成感を味わうことができましたし、私自身の大きな成長に繋がっていると感じることができました。私は、この留学を通して語学力だけではなく様々な経験をすることができたと感じています。もちろんのことだが日本にいる時よりも、物事に対して考える時間が長くなり、今思い返せば後悔する点も見つからないこともないが、それを今後へのステップと思い、今回の留学を私の今後の人生の糧にできるように、これからも精進していきたいです。