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ヘルモカレッジ留学から帰国した学生の体験記を紹介します

2018年度 ヘルモカレッジに留学した学生の体験記を紹介します。


渡航期間:2018.9~2019.1
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総合政策学部総合政策学科 矢萩 雅弦

 今回私は、ベルギーのHELMoカレッジに2018年9月から2019年1月まで留学しました。本レポートは、その期間中の生活の中で感じた内容や経験を書きます。
まず始めに授業と勉強面です。他の留学先とは違い、語学留学ではなく専門分野を英語で学ぶ留学であるため授業内容が予想を遥かに上回る難易度でした。教授の言ったことをただメモするのではなく、自分の意見を授業中に発言する機会が多くありました。やはりこの点で、日本の講義とのギャップを感じ少し戸惑う面もありました。特にNegotiation Techniqueという授業はレベルが高く、予習をした上で臨んでいました。しかしそれでも上手くいかないことがあり、何度も挫けました。他の授業も同様で多少の専門知識や語彙力が必要であったりと大変苦労しましたが、回を増すごとに授業スタイルに慣れていったというのも事実でした。自分の英語力が着実に成長している実感があり嬉しかったです。
また学期末のテストは、Written exam だけでなく Oral examとして口頭でのテストもありました。テストも平均して難しいと感じました。
 授業の一環でベルギーの文化を学ぶBelgian Culture and Heritage という授業では、ベルギー 内の様々な地域を共に来た他の留学生と回ることが出来ました。この授業中は他の学生とコミュニケーションを取る時間が必然的に作られ、会話せざるを得ない状況でした。しかしこの授業があったからこそ、他の生徒とラフにコミュニケーションが取れ、自然と仲良くなっていったと思います。
 次に生活面です。公用語はフランス語であるため、買い物に行くとフランス語が必須であると多くの場面で感じました。私は外食は物価が高いためほとんどせず、自炊を毎日していました。そのため生活にかかる費用は多く節約できたと思います。週末などは友人に誘われ、お酒を飲み談笑したりと、とても有意義な時間を過ごす事ができました。この時間が、留学生活の中で一番好きでした。HELMoにはESNチームという留学生を支援する学生ボランティア団体があり、その団体が大きなパーティを開催したり、留学生同士の交流を深めようとする機会を数多く企画してくれるため、他国の様々な人達とコミュニケーションをとる事ができ、数多くの友人を作ることが出来ました。ESNチームが作るこの機会は、とても良いものだと心底感じました。
 私は留学する前、ヨーロッパの人たちが日本人に対してどのようなイメージを持っているのか疑問に思っていました。それを今回の留学を通して知ろうと考えていました。結果、私がコミュニケーションをとった人達は皆、日本に対して好印象を抱いていると言っていました。理由は、日本の人達は皆、他国に対してリスペクトしているのが態度や会話から感じるため、我々もリスペクトしていると言っていました。そしてなかなか関わる機会が少ないから多くのことを知りたいとも言っていました。これは私にとって、とても嬉しく留学に来て良かったと思いました。
 ベルギー という恵まれた地で他の国々にも旅行することが出来、見聞を広められました。
留学を通して、学問と英語はもちろんのこと人間として成長することが出来たと終わってから感じました。勉強にも熱心に取り組むことが出来ましたが、ヨーロッパという中々行くことの出来ない地で、日本人が誰もいない環境だからこそ学べることがあったり、経験することが出来たものがあると思います。
 すごく勉強のレベルが高く辛い日々もありましたが、それ以上に貴重で有意義で誰も真似することの出来ない魅力的な留学生活を過ごせたと思います。自分自身の成長につながり、人生の中での素晴らしい経験を得られ、本当にベルギーを留学先にして良かったと心から思います。





渡航期間:2018.9~2019.1
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総合政策学部企業経営学科 中村 友哉

 HELMoカレッジで受けた授業の中で一番楽しかったのはNEGOTIATION TECHNIQUEです。この授業では英語で営業する際の交渉を成功させるためのスキルを学びました。試験は先生と約20分間role playをするというやりがいのあるものでした。
 ヨーロッパ圏への留学では多くの国の人が集まっているため、いろんな文化に触れられるという利点がありました。食事の際にイタリア人はイタリア語で、スペイン人はスペイン語で、クロアチア人はクロアチア語で、ベルギー人、フランス人はフランス語で話すという面白い光景も見られました。またヨーロッパ内は旅行が安く、簡単に行けるというメリットもあり、より他の国より様々な文化に触れやすいです。実際に私は、オランダ、イギリス、ドイツ、スペイン、イタリア、フランスに旅行に行きました。
 ベルギーの公用語はフランス語、オランダ語、ドイツ語で、ベルギーの南半分のワローニャ地方にあるリエージュではフランス語が使われていました。それで困ったことが2つありました。1つ目は役所の人がほとんど英語をしゃべれなかったため、IDをつくること、帰国前にIDを返却するのが大変だったこと、そしてグループワークなどの際にアイスブレイクするのが大変だったり、気を使って英語で話されることでした。
私たちが宿泊した場所は、食事なし、洗濯有料、同じ学校の人がほとんどいない、町の中心には近い(ただし駅、学校は遠い)、家具は揃ってない環境で不便だったので、KOTという学生向けの賃貸宿舎を使うことをおすすめします。

 留学に行くことで自分自身を変えることはほとんど不可能です。たとえ自分を取り巻く環境を変えても、日本での授業、勉強にモチベーションを見出せない人が海外に行ったからといっていきなり人が変わったようにやりたいことに熱心に取り組むことは稀です。
 このことは特に私達の留学のように語学留学ではない場合に当てはまると思います。HELMoカレッジでは授業に求められる英語のレベルが杏林大学で学べる英語の内容をだいぶ超えていると思います。まず飛び込んでみることが大事と言われるかもしれませんが、授業はグループワークや自分の意見を話す機会が多く、授業に実質参加できないということが起こる可能性が高いため、語学力を高めるためなら、語学学校の方が有意義になると思います。