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Sprachcaffe Languages PLUS留学から帰国した学生の体験記を紹介します

2018年度 Sprachcaffe Languages PLUSに留学した学生の体験記を紹介します。


渡航期間:2018.9~2019.5
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総合政策学部企業経営学科 野津 薫

 【マルタ編】
・9月にマルタに行き、天気は毎日本当によかった。雲一つ無い青空で雨が降る日はほとんど無かった。たまにスコールはあったが直ぐに止むので全然問題はない。温度は毎日30度以上で朝も夜もずっと暑い。寮の部屋にエアコンが無く、扇風機1つしか無かったが寝苦しい夜は無かったし夜は丁度良いくらい。ただ寝るときに扇風機を付けたまま寝るので乾燥して喉は常に痛かった。マルタはかなり乾燥している地域なのでそれもあり、常に乾燥している環境に慣れていない日本人は100%風邪を引いていた。この風邪をみんなマルタ風邪と言っていた。11月から雨季に入るので毎日雨でここら辺から3月までは結構寒い。
・マルタの郷土料理の中でもウサギを使った料理が有名。ヘルシーで高価な食べ物とされていて、ウサギの肉のパスタやリゾットなどどのレストランでも食べることができる。私はウサギ肉のトマトソースパスタを食べたが、見た目はツナ缶のようで味や食感は鶏肉のささみに似ていた。スーパーの生肉売り場のコーナーにもウサギの体の一部分が普通に並んでいることに驚いた。
・マルタの交通事情はかなり悪い。公共交通機関はバスのみ。それも時間通りに来たことは一度も無い。道がどれだけ凸凹していても狭くてもかなりのスピードで曲がるし坂も下る。乗る合図をしなかったら待っていても目の前を通りすぎるし、人がたくさん乗っていたらアピールしてもそのまま通り過ぎる。車の交通量もかなり多いしスピードが本当に速い。基本信号が無いので車が途切れたら急いで渡る。ただ、車線も運転席も日本と同じなので日本人は運転しやすいと思う。
・海はどこからでも歩いて行けるしどこも本当に綺麗。砂浜のビーチが少なくほとんどが岩場なので新鮮だった。そこにみんなバスタオルを敷いて裸で日向ぼっこをする。海で泳ぐというよりも体を焼いたり犬とお昼寝していたり本を読んでいる人がほとんどで生活の一部に海があるのが良いなと思った。
・マルタ人は基本ゆったりしていて我が道を行く人が多いなと思った。スーパーのレジの人は隣のレーンの人とお喋りしながら仕事をしていたり、ご飯を食べながらお土産を売っている人がいたり、道路や水道の改修工事は一生終わらないし、そのいい加減さがマルタっぽい。
・基本みんなお酒は毎日飲んでいて、ビールやワインが有名で安く買えるので毎日寮のどこかで音楽大音量で流してパーティーが行われていた。学校のスクールアクティビティにもショットパーティーやビアポンが毎週行われていて、それが終わるとみんなでクラブに行くという一連の流れがあった。

【イギリス編】
・フットボールがみんな大好きで毎日試合をテレビでやっていてそれをパブでビール片手に観るというのがお決まり。パブは外にまで人が溢れていて立ちながら話しをしてお酒を飲んでいる光景を毎日のように見た。
・信号や横断歩道はどこにでもあるが基本は無視する。赤でも車が来ていなかったら渡るし、赤信号で渡っている人に車はクラクションも鳴らさず止まって渡らせてあげる。自転車専用レーンがあってそのレーンを使わないといけない。車と自転車は同じ扱いで歩行者が第一優先なんだなと思った。
・イギリス人の人柄が本当に優しくて紳士的。横断歩道も信号も無い時は必ず止まって渡せてくれたり、バスや電車に妊婦の人やお年寄りの人が乗ってきたらみんな立ち上がって譲るし、私が空港から家まで電車で移動していた時に大きいキャリーバックを持っていて階段を上り下りしようとした時は(ロンドンの駅は古いのでエレベーターがない上に電車は全て地下なので長い階段を上り下りしなくてはいけない)その都度絶対に誰かが助けてくれた。