Lexis English留学から帰国した学生の体験記を紹介します

2018年度　Lexis Englishに留学した学生の体験記を紹介します。


渡航期間：2018.9～2019.8
—————————————————————————————————————————
外国語学部英語学科　平野　歌穂

　約一年間の留学生活を通してこれまでにはなかった出来事・人・場所へ出会える事ができ一人の人として何倍も成長する事が出来たと実感しています。私は何人もの人に出会ったとともに、何人もの人とお別れをしてきました。もう二度と会うことがないかもしれない人たちにさよならを言う儚さと、たくさんの感謝を感じています。
　私たちはみんな誰かに関わってもらいながら生きています。ということは知らない間に人の感情を傷つけてしまっている、または喜びに変えているかもしれない、そのように思うと毎日を大切に、また人に対して丁寧に接する事が出来ました。
　留学中に悔しかった経験は最後に在籍していたケンブリッジコースでの10週間です。私はコースの最後でオフィシャルテストを受ける予定でいたので帰る直前まで気が抜けない状態でした。ケンブリッジは本当にストレスで溢れているコースでしたし、それと共に自分の英語能力がアップグレードできたコースでもありました。普通のコースとの違いといいますと、内容はもちろん学生もほぼ全員が働いているため英語のスキルは普通以上の人が多いです。内容に関しましてはテスト対策をするカリキュラムになっており、全てのスキルに対して集中して学びます。一番苦労したのがスピーキングです。通常スピーキングテストは二人で行いますが、私のグループは三人で行いました。最初に名前・出身国そして簡単な質問から始まり、写真の比較をやります。比較の際に私たちは事前に写真を知る事が出来ないため臨機応変に対応しなければなりません。次のパートでは三人で一つのトピックについて話し合います、時間は三分でした。ここで大切なのがかけ引きで、相手の意見に賛成する理由・反対の理由そして話を展開していかなければならないため一番自分のスキルを発揮できる場面でもありました。最後のパートでは三つ目のトピックに関する質問でクリアに自分の意見を言わなければいけませんでした。コース全体から見て特定のワードから日常会話に活用できるようなワードまで学ぶ事が出来、今となっては使う場面が多くあると感じています。
　最後に、私自身によくやったと言ってあげたいです。全てがいい出来事ではなかったけれど本当に素晴らしい経験ができました。日本を離れたことにより日本のすばらしさ、欠点を観察できる良い経験になったとともに、自分の意見を持つきっかけになりました。“あなたはどう思う？”などほかの国の友達から聞かれることが多く、話の内容がまじめな空間もあります。自分を信じて発信することが素敵な会話に繋がるきっかけだと思います。そして今、留学を迷っている子が目の前にいたとして、私は迷わず“行きなさい”と背中を押すでしょう。