English Made Simple留学から帰国した学生の体験記を紹介します

2019年度　English Made Simpleに留学した学生の体験記を紹介します。


渡航期間：2019.8～2020.2
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総合政策学部総合政策学科　清水　信太

　私は、2年の秋学期を利用してマレーシアに7ヶ月間の留学をしました。英語力の向上を1番の目的とした留学でしたが、英語以外にも多くのことを得ることができたので、そのことについても書きたいと思います。
　まずは英語についてです。マレーシア人の英語力は高く、街で接客等をしてくれる人々は多少の訛りはあるものの、ほとんどが英語を話すことができました。私はマレーシアの首都、クアラルンプールにある英語の語学学校に通いました。0から10までの11段階あるレベルのうち、実力テストの結果により最初のクラスが決まり、1日約6時間の授業を月曜日から金曜日まで受けます。私はレベル4から始まりました。1ヶ月間にテストが2回あり、その結果と出席点、提出物の総合評価で成績が決まります。総合評価が全体の70%を超えると次の月は一つ上のクラスに上がり授業を受けることができます。私は7ヶ月間落とすことなく、最後の月にレベル10を合格して留学を終えることができました。TOEIC等のテストはまだ受けていないので数字には現れていませんが、確実に英語力は向上したと思います。特に留学前、一番苦手としていたスピーキングは特に伸びたと思います。それを実感できた出来事がありました。留学の最後の月の頭ごろに携帯がWi-Fi無しでは使うことができなくなってしまいました。携帯会社やSIMカードを購入した会社に行き相談してみたところ、どうやらSIMカードの故障で、新しいものに買い替える必要があるということでした。しかし、その約6ヶ月前、マレーシアに到着してSIMカードを購入した際、一緒にカードを購入した同じ学校に通っている日本人の生徒のデータと僕のデータが反対になってしまっていて、大きな店に二人で行ってデータを直してからでないと、新しいものは購入できないと言われました。そのため、その大きな店に行って、時間はかかりましたが、新しいものが買えて、携帯も正常に使えるようになりました。少し複雑な出来事でしたが、その間のやり取りは全て英語だったため、自分の英語力に自信が持てました。留学前の英語力では、この出来事は解決できなかっただろうなと思います。留学で得た英語力を落とさないでむしろより向上させていけるように、日本でも英語の勉強を続けていきたいと思います。
　また、英語以外の面でマレーシアに留学してよかったと思う点がいくつかあります。その中でも最もよかった点は、非常に多国籍な人々と触れ合うことができて、自分の価値観が大きく変わったことです。マレーシアにはマレー系、中華系、インド系の人々が住んでいます。そして学校の生徒も、日本、中国、韓国、イラン、イラク、サウジアラビア、リビア、イエメンなど様々な国の出身でした。特に中東の人々とは関わったことがなかったし、何も知らなかったので面白いことがたくさんありました。さらにマレーシアからは周辺の東南アジアの国へ行きやすく、私はマレーシア以外に5カ国を訪れました。そしてそこでも、それぞれの国の人々と会うことができました。留学前は生まれてから日本以外の国に住んだことがなかったので、日本の生活や常識が当たり前だと思っていましたが、この留学中マレーシアに住み、様々な人と出会い、様々な国に行き、多くの価値観に触れることができて自分の価値観も大きく変わりました。このことはこれから先の人生での視点や選択を変えてくれると思うので、本当に留学に行って良かったと思います。