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学園祭の感想文を掲載します

2022年10月29日・30日の2日間、4年振りに対面形式の学園祭が開催され、盛況のうちに終了しました。
当日、学園祭で出し物を披露した日本人学生・留学生の感想を掲載します!



〈日本人学生〉

10月29日から2日間に渡り、対面での杏園祭が、4年ぶりに開催されました。
中国語学科はゼミ連合として、張ゼミ、森ゼミ、池田ゼミの3つに分かれ、それぞれのゼミが当日に向け、準備をしてきました。
張ゼミでは、「テレビ番組」をテーマに、天気予報、食レポ、童話を日中同時通訳を通して発表しました。その他にも、ゼミの紹介動画、中国語圏へ留学中の学生による、現地での様子の動画など、中国語を主に体験してもらえる出し物を準備しました。
森ゼミでは、「山海経の妖怪地図」をテーマに、中国の昔の妖怪を親しみやすいよう、可愛く、そして、キャッチコピーなどをつけ、見る人の興味を引くような展示をしました。
池田ゼミでは、「本の紹介」をテーマに、中国について詳しく書かれている本などを紹介する展示をしました。
中国語を主に体験できる動画の出し物と違い、展示物では、中国の文化や歴史に触れられるような出し物を準備しました。
当日は、卒業生の方や、先輩、後輩方、また先生方や保護者の方、地域の方と、幅広く来場してもらえ、たくさんの好評を頂くことができました。
また、今回、張ゼミの発表では、留学生のみんなも参加してくれました。
留学生のみんなからも、「杏園祭を経験できて楽しかった」、「1つの思い出を作ることができて幸せだった」などと、満足して杏園祭を終えてもらうことができました。
今年の杏園祭は4年ぶりの開催で、私たちにとっても初めての杏園祭でしたが、自分たちの出せる最大限を出し切ることができました。
これを通して、来場してくださった方たちに少しだけでも、杏林大学について知って頂くことができたのではないかなと思います。
ご来場くださった皆様、ありがとうございました!

留学生①
阳光明媚,秋高气爽。杏林大学的杏园祭于10月29日,10月30日两天如期举办。这次杏园祭是时隔四年的首次线下举行,大一到大四全体同学都是第一次参加,大家难免有些许兴奋和紧张。杏园祭上,各个研讨会班级展示平时课堂上的学习成果,做汇报,开展览会。各社团的同学们献上了精彩的演出,博得台下观众连连的喝彩和掌声。还有许多已经毕业的学长学姐回校看望后辈和恩师,学生家长和亲属汇聚在校园里,使小小的校园充满了无限的活力和生气。杏园祭的成功举办,离不开委员会70余名成员的精心筹备,离不开校园门口负责测温和引导的同学尽职尽责的工作,更离不开每位杏园祭的参与者,大家一起成就了这次久别四年的学园祭。

(日本語訳)
いい天気に恵まれて、杏園祭が10月29日、30日に予定通りに開催されました。4年ぶりの開催、しかも1年生から4年生まで全員初めての参加ということで、みなさんが心の中でワクワク、ドキドキしていました。杏園祭では、各ゼミの授業で学んだ成果を発表したり、展示会を開催したりしていました。さまざまなサークルが素晴らしいパフォーマンスを披露し、観客から大きな拍手が送られました。また、卒業した先輩が後輩や恩師を訪ねて帰ってきたり、学生の両親や親戚もキャンパスに集まったりもしていました。小さなキャンパスに無限のエネルギーと活気があふれていました。70名の実行委員による入念な準備、キャンパス入口での体温測定・誘導を担当した学生、そして4年ぶりの文化祭を共に作り上げた参加者全員、文化祭の成功はみなさん一緒に頑張った成果だと思います。

留学生②
我们小组在杏园祭里准备了研讨会介绍与童话的同声传译。虽然困难重重,但最后呈现出来的效果还是挺不错的。每次大屏幕上放我们参与拍摄的介绍视频的时候,在不好意思之余也有感受到完成的成就感。这次也是我们第一次真正尝试同声传译,比想象中要困难,但实际做下来却无比的畅快。在制作的过程中,每个人分工明确,行动力高,我觉得这是给我最大的感触。我在中国的时候虽然也参加过类似的活动,但经常都是停留于美妙的瞎想,实际做起来就很耽搁拖拉,行动力与组织力也不是非常高,只留下组长一个人拼死拼活,最后要么做出来的结果不尽人意,要么就一拍而散。我还是第一次感受到如此流畅顺利的组织与实践,内心不由感叹。

(日本語訳)
私たちのグループは、杏園祭で童話の同時通訳のワークショップ発表を準備しました。大変でしたが、最終的なプレゼンテーションはなかなかいい出来でした。準備していた映像を大画面に流した時に、恥ずかしいと思いましたが同時に達成感もありました。同時通訳も初めての試みで、予想以上に難しかったのですが、とても楽しかったです。準備の過程では、みんなの役割分担が明確で、行動力が高かったことが一番印象に残っています。中国にいた時、似たような活動がありましたが、常に計画が進まず遅れがちで、組織化されておらず、チームリーダーだけが頑張ることが多かったです。今回ほどスムーズで協力的だったのは初めてで、すごかったと思います。

留学生③
听说过去几年因台风呀疫情不得不取消或是转为线上的杏园祭,终于在这个秋高气爽,晴空万里的日子里得以在线下成功举办。考虑到尚未完全平息的疫情,本次学园祭没有饮食类摊位活动,早上刚开始时略显冷清。带着些许的不安与期待,我和同学们在楼下分发传单,盼望观众的到来。
两场展示都吸引到了不少的观众,同学们的展示也十分精彩。不过更有趣的是中午休息时间和同学们一起,借用教室设备体验别具一格的“KTV时间”。一个多月的悉心准备,当天的尽情展示,为我们留下了许多美好的回忆。研讨会的展示结束后,我们还参观了一个温泉观光主题的展示,宣传片中的美丽风景给我留下了深刻印象。
正如它的主题一样,这是一次充满欢声笑语的杏园祭。

(日本語訳)
ここ数年台風の影響やコロナ感染拡大でオンラインで行われた杏園祭は、今年、晴天に恵まれ対面で開催された。コロナへの配慮もあり、屋台や飲食は控えられ、朝は少し静かな始まりとなった。少しの不安と期待を持って、クラスメートと一緒に観客の到着を待って階下でビラを配った。
2回の発表はいずれも多くの観客が集まり、学生たちは素晴らしい展示をした。そして、一番楽しかったのは、やはり昼休みに教室の備品を借りて、クラスメートと一緒に特別な「カラオケタイム」を過ごしたことである。1ヶ月以上の準備期間を経て、素晴らしい思い出に残る発表だった。発表の後、温泉観光をテーマにしたプレゼンテーションも見学し、動画の中にある美しい風景が深く印象に残った。
「笑」というテーマの通り、本当に笑いに満ちた学園祭だった!

留学生④
学园祭虽然在日本的影视作品和小说中接触到过,果然是比较陌生。但当得知这是杏园祭时隔四年的再开,有种即便身边这些日本的三年级学生同我一样也是新人的感觉,好像稍微松了口气。
不说要正式展示的内容,保证整个过程顺利进行的各项工作是比较新鲜和感到有压力的。当然并不是说发表的环节就不紧张,而是明知道自己做得很烂的同时,躲在翻译的小黑屋里享受某种难以名状的安全感。
在各项准备工作中选择了派发传单,这一看起来最轻松的工作。可直到前一天夜里突然紧张起来,意识到自己并不是有勇气跟陌生人搭话的那一类人, 躺在床上关掉手机后还是担心得睡不着,便在考虑起明天发传单时的措辞来。
十点二十分,从F208的窗户向外望去,场地上略显冷清,再看着手中厚厚一叠传单,又开始害怕了,一时也想不起来夜里组织过的语言。其实现在回想起来并不到二十张,但不知道当时为何感觉那么沉重。
清楚地记得,第一位接过传单的人是一位推着婴儿车的太太,她正在看节目指南。靠近后先是艰难地挤出一声早上好,不知道为什么日语那么难念出声,不过第一次大概用中文也很难说出口吧。剩下说了什么,实在是想不起来了。能清晰地回想起的是,她很客气地说了声谢谢。
仅仅是听清几个音节的很短的一瞬间,好像被注入了庞大的能量,有种如果只是这种程度的话 我也能做到的感觉。
也有远远看到我靠近,便别过头的人,心领神会,然后去寻找下一个目标。
越是有那么多热心的人们,他们可能都听不懂我拙劣的日语,却仍在接过传单时,表达了感谢,越是能体会到以往被自己拒绝过传单的感受。好像很快结束,发完最后一张,发现负责人就在身后,对我说了声:“ 有在努力工作呢”。
确实现在回想起来仍会非常紧张,也确实感觉有稍微试着努力了一下。能留下这样的回忆是很幸福的事。

(日本語訳)
学園祭は日本のいろんな作品で見たことがあるが、あまり詳しくはない。しかし今回は4年ぶりの対面での杏園祭ということを知ると、周りにいる日本人の3年生も僕と同じ新人のような気がして、少々気持ちが落ち着いた。
発表する内容はともかく、スムーズに進めるための準備作業は新鮮味があり、プレッシャーにもなった。別に発表してるときは平気でいられるわけではない。逆にうまくできていないことがわかってる中で、小さく暗い同時通訳室に身を隠し、何ともいえない安心感を噛み締めるばかりだった。
いろんな準備活動からビラ配りを選んだ。一見最も楽な仕事だったが、前日の夜にようやく気付いたのは、僕はそんなに見知らぬ人に声をかける勇気のあるタイプではないんじゃないかということだ。横になってスマホを消したら、やはり心配しすぎて眠れなかった。だから当日の言葉の言い回しを考え始めてしまった。
10時20分、F208の窓から外を眺めると、少し閑散としてる広場だった。改めて手に持ってる分厚いチラシを見つめたらまた怖くなってきた。とっさに頭が空っぽになって昨夜考えておいた言葉も思い出せなかった。今振り返るとチラシが20枚も足りていなかったのにどうしてそんなに重かったのだろうか。
今でも鮮明に覚えているのは、最初のチラシをもらってくださった方は、ベビーカーを押しながらパンフレットを見ている奥さんだった。近付いたとき、「おはようございます」と声を絞り出した。なぜ日本語だとこんなにも声が出せないのだろうか。まぁこういう場合はおそらく母語でも同じで話しづらいだろう。その続きは何と言ったのか、もうすっかり忘れた。
唯一絶対に忘れられないのは、「ありがとうございました」と言っていただいたことだ。あの奥さんから。こんなにわずかな幾つかの音節を聞き取った一瞬の間に、膨大な力を注がれたように感じた。そして、これぐらいなら、僕でさえできるような気がしてきた。
遠くから僕が近寄るのに気づいて、顔をそむけた方もたまにいた。その意味を理解して次の方を探しに行った。
僕の日本語が下手で分からなかったとしてもチラシを受け取って感謝を示してくれた親切な方々が多ければ多いほど、逆にチラシを断った人々の気持ちに対して僕は共感を覚えるようになった。
なんとかその後すぐ配り終えた。最後の1枚を手渡したら、ちょうどゼミ長が後ろに立っていた。「頑張りましたね」と。
今振り返ると、当時の緊張した感覚がまだ残っている。でも確かに頑張ったよね、僕は。素晴らしい経験が増えて悪くないと思う。