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北京第二外国語学院からの留学生の体験記

北京第二外国語学院 劉 雨奇
留学期間:2022.9~2023.3

こんにちは。中国北京から来た劉雨奇と申します。
 私は街を歩くことが好きです。賑やかな都会の街でも、人出の少ない路地でもそれなりに歩く価値があります。
 日本の街をぶらつくのには一つ必要なことがあります。それは現金を持ち歩くことです。驚くことに、日本は想像以上に現金社会です。スマホペイやクレジットカードなどの支払いは普及していますが、現金しか使えないお店もあります。現金が使えるお店かどうか分からないので、現金を持っていないと不安になります。「現金って便利ですね。」という中国では絶対ありえないことが、日本では日常になっています。
 一番好きな、そして思い出の場所は、やはり吉祥寺です。毎回外出する時は必ず吉祥寺駅を通ります。帰りに買い物をする時は、吉祥寺に寄ります。何か食べたい気分になったら、焼肉ライクの牛すきセットや磯丸水産の海鮮丼でお腹を満たします。吉祥寺は私にとって日本のふるさとのような存在で、来るたびに落ち着きます。多分帰国後にもう一度吉祥寺を訪れたら、懐かしくて私は泣くでしょう。
 この前関西に行った時に奈良の鹿たちに会いに行きました。初めは鹿の凶暴性を知らずに鹿せんべいを買い、一気に七、八匹の鹿に囲まれて、突かれて噛まれるハメになりました。その時にある方法を見つけました。鹿せんべいを買ったとたんにポケットに入れたら鹿たちにバレなくて済みます。でもすぐにこの方法の欠点に気づきました。鹿せんべいは鹿たちの視界から消えましたが、においはそのままポケットに残っています!鹿せんべいを使い切って公園のベンチで休んでいると、一匹の鹿が寄ってきて急にポケットに頭を突っ込んできました。鹿せんべいを探していたのでしょう。面白いような、どうしようもないような、そんな気持ちでした。
 日本にいる時間は長いようで短く感じます。この半年間はいろいろなところへ行き、いろんな景色を見ました。満足した旅でした。