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2022年度秋出発 チェンマイラチャバット大学 留学体験記

体験記
 

総合政策学部 企業経営学科
3年 直井 環
渡航期間:2022.8~2022.12


 私はこの4か月の留学を通して多くのことを学び成長できました。まず1番成長できたと感じた面はコミュニケーションをとるという事に躊躇をしないという事です。留学前からコミュニケーションをとるという事は得意と感じていたのですが、実際タイに留学してみて初めは自分の語学力に自信がなくこれは通じるのか、などと考えていて話すという事を躊躇していました。ですがタイは公用語がタイ語で日本語が通じる人はいません。さらに私はタイ語を話すことができなかったので、英語で話さなくては情報交換をすることも授業のグループワークなどに参加することもできませんでした。そのため誰かが話しかけてくれるのを待つだけでは何も始まらないと思いとにかく話すという事にしてみました。私のつたない英語力でもコミュニケーションをとることができるという事がわかり、その後からは自分から積極的にいろんな人に話しかけるようになりました。また私が積極的に会話をし始めるとみんなも話しかけてくれるようになり多くの友人を作ることができました。タイは様々な国に囲まれていることや物価が安いという理由から様々な国からタイに留学に来ている人がいました。そのため私はこの留学を通して様々な国の友人を作ることができました。また彼らはそれぞれ違う文化や慣習をもっていて日本ではありえないようなことも彼らの国では日常であったりするという事が多々ありました。そのため私は留学前よりも多くの考えや文化を知ることができるようになり、視野がかなり広がりました。

 タイには女性男性以外の性別があり様々な人があり彼らの個性を否定するという事がないためみんな自由な服装や自由な交友関係がありました。日本はそのような分野にまだまだ批判的な考えが多いのでもっと自由になっていけばいいなと思いました。タイでの生活が慣れてきて、多くの友人ができた後は私が日本語を教えたり彼らからタイ語を教わったりという事があり留学の後半ではタイ語と英語がまざった会話をすることが出来たり、マーケットに行った際に値引き交渉をすることやご飯のトッピングを少し変えることもできるようになりました。タイ語を学んだ際は英語の時のように話すことを躊躇することがなかったのでどんどんタイ語を学ぶことができました。私はタイ人によくタイ人と勘違いされることが多かったのですが、タイ語を話せるようになってタイ語でお店の人に話しかけると日本人と明かすまでタイ人と思われていることもありました。
 またタイに来て多くの驚きがありました。生活面ではまずバイクが主な交通手段であることと、バイクに3人乗りは日常で多いときは5人ほど乗っているのを見かけたこともありました。さらに、ほとんどの人はヘルメットをかぶっていませんでした。
学校面では1限の授業の際は朝ご飯を買ってきて授業中に食べている人がいることや、授業中に食べ物を買いに行く人がいること、生徒だけでなく先生も授業に遅れてくるという事がとても衝撃的でした。タイは微笑みの国として有名ですが実際に留学してみてその理由がよく分かりました。タイに留学して怒られるという事は一度もありませんでした。それは恐らくタイ人の人柄の部分であり、何事もお互い様であるという考え方の元なのかなと思いました。また、日本の大学では先生や授業によりますが、授業中にご飯を食べることはあまりないと思っていたのでタイで授業中に食べ物を食べることや買いに行くことには衝撃を受けました。タイはとても自由な国でした。

私はタイでの留学を経て様々な人がこの世界にはいるという事や何事も自分から行かなくては始まらず、何も変えることは出来ない事。そして何事も挑戦することの大切さやとりあえず何とかなるという事を学びました。タイの公用語はタイ語なので英語力は上がるのかなと思っていましたが、私の場合は英語を話さなくては何もできないという状況であったので、アメリカやオーストラリアなどの日本人が多い英語圏の国に行くよりも効果があったのかなと思いました。私の英語力とコミュニケーション能力はタイでの留学を経て確かに向上しました。
私が大学に入学した年はコロナ禍で留学も難しいといわれていました。そのため私は留学をあきらめていました。しかし、様々な人の協力の元無事に留学でき、留学を通して様々な経験や交友関係を得ることができました。この4か月は私が生きてきた人生で1番濃いそして成長できた4か月でした。
最後に、私の留学をサポートして頂いたすべての方々本当にありがとうございました。