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体験記
外国語学部 英語学科
2年 武田 萠
渡航期間:2022.10~2023.3
この半年間の留学で、多くの人に出会い、様々なことを経験した。また、オーストラリアという様々な国や文化の人たちがいる土地で、英語だけでなく、多様な文化や価値観にも触れることができた。
キャンパスは木に囲まれたジャングルのような場所で自然がいっぱいあった。授業では私は4段階中上から2番目のクラスで、日本人が少なく、あまり日本語を使わない、非常に恵まれた環境で勉強をすることができた。毎週決められたトピックについて、テストに向けてリスニング、スピーキング、リーディング、ライティングをまんべんなく学んだ。授業中はクラスメイトとコミュニケーションをとることを意識し、ディスカッションでは積極的に発言した。国によってアクセントがあり、最初はリスニングに苦戦したが、クラスの終わりごろにはクラスメイト達と普通に会話ができるようになった。学校内では、日本人はもちろん、他国の友達もたくさんでき一緒にランチを食べたり放課後や休日に遊びに行ったりした。また、授業だけでなく、クラブ活動にも参加し、現地の学生とも交流を深めることができた。学校生活は楽しいことばかりではなかったが、友人や、ホストファミリー、校内のスタッフさんがサポートしてくれたこともあり、半年間のりきることができた。
滞在していたニューカッスルは、シドニーまで電車で約2時間半と、決して都会とは言えない場所だった。また、公共交通機関が日本ほど充実しておらず、車を持っていないと不便に感じることもあった。しかし、都会のような忙しさを感じず、毎日穏やかに過ごすことができた。現地の人は、すれ違うときに挨拶をしたり、バスの中で知らない人に話しかけられるなど、フレンドリーで優しい人が多かった。ほとんどのお店が夕方5時頃までには閉まってしまうため、放課後はビーチに行くことが多かった。空が広く海もとてもきれいで、ビーチでフルーツやアイスクリームを食べながら友人とただ話すだけでも非常に充実した時間だった。日本ではわざわざこんな時間を過ごすことはなかったので、ある意味貴重な体験だった。ほかにも休暇を利用してゴールドコーストやブリスベンなどにも行った。季節が夏だったこともあり、泳いだりサーフィンをしたり、半袖でクリスマスや新年を過ごすなどオーストラリアらしい体験もできた。
ホームステイでは、家のルールがよくわからず、最初はファミリーになかなか自分から話しかけられずにいたが、せっかく来ているのだからと間違えてもあまり気にせず積極的に質問するなど、コミュニケーションをとるようにした。また、ホームステイ先に別の日本人学生がいて、最初は外国まで来て日本人と生活することに疑問や抵抗があったが、今では大きな支えになっていたと感じる。
この半年間の留学をとおして、少なくとも行く前より英語力が向上したと実感している。さらに、英語だけでなく多様な文化や価値観も同時に学ぶことができた。また、日本を客観的に見ることで日本の良さにも気づくことができた。実際に来てみないとわからないことばかりで、とても良い経験になった。これを経験しただけで終わらせず、これを生かして継続して勉強をつづけ、今後の学習にも一生懸命取り組みたい。