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2022年度秋出発 ニューカッスル大学 留学体験記

体験記


総合政策学部 総合政策学科 
2年 黒田彗晴

渡航期間:2022.10~2023.3



 私はオーストラリアのニューカッスル大学に、2022年10月から2023年3月までの約5か月間留学をしました。ニューカッスルは、タバコの吸い殻一つない非常に清潔な街でした。大学には大きな図書館や学生同士の交流スペースがあり、学生が集中して勉強に取り組める環境が整っていました。

私が今回の留学で得た最も大きなものは、数多くの人との繋がりです。オーストラリアは多民族国家であり、様々な人種、宗教の人が暮らしています。私のクラスにも、タイやベトナム、サウジアラビアなど世界各国から生徒が集まっており、沢山の友人ができました。海外の学生は日本人と比べて授業中の発言を積極的に行うため、とても刺激を受けました。彼らと切磋琢磨しながら勉強ができたことは、私の英語力の向上に繋がりました。

長期に亘るホームステイも、かけがえのない経験となりました。ホストファミリーはとても親切で、日常生活の手助けをしてくれるだけでなく、休日は釣りやホームパーティ、綺麗なビーチなどに連れて行ってくれました。彼らと生活を共にしたことで、様々な文化や価値観を学ぶことができ、視野が広がりました。印象的だったのは、オーストラリアの人はカレーを食べる際、スプーンではなくフォークを使用することです。私がスプーンを使用し綺麗に食べてみせると、とても驚かれました。他に、今回の留学期間中に「日本では春節をどのように祝うのか?」と様々な人から聞かれたことも印象的でした。確かに、アジア地域で春節を祝う文化が無いのは日本だけなので、オーストラリアの人からすれば当然日本も春節を祝うと考えてしまうでしょう。このように、文化の違いによる認識のズレを実感する機会が何度もありました。それらを経験するうちに、物事をより多角的な視点で捉えることができるようになりました。

英語の勉強においては、できるだけ多くの人とコミュニケーションを取ることを強く意識していました。特に、大学が主催している「学生同士の交流イベント」には欠かさず参加し、クラスメイト以外の学生とも英会話を行いました。ホストファミリーも、夕食の時間には「今日の授業で学んだことを英語で説明してみて」と提案してくださるなど、私の英語が上達するように沢山のサポートをしてくれました。また、授業での疑問点は必ず先生に確認するなど、授業を大切にすることを心掛けました。結果的に、TOEICのスコアも留学前と比べて100点以上上昇し、英語力に自信が持てるようになりました。

この半年間は、私を英語力、人間性の二つの面で成長させてくれました。留学を選択して本当に良かったです。沢山のサポートをしてくれた友人たちやホストファミリー、両親に感謝しています。今回の経験を無駄にすることのないよう、引き続き学習に取り組んでいきたいと思います。

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体験記
  
外国語学部 英語学科
2年 武田 萠

渡航期間:2022.10~2023.3


 この半年間の留学で、多くの人に出会い、様々なことを経験した。また、オーストラリアという様々な国や文化の人たちがいる土地で、英語だけでなく、多様な文化や価値観にも触れることができた。

 キャンパスは木に囲まれたジャングルのような場所で自然がいっぱいあった。授業では私は4段階中上から2番目のクラスで、日本人が少なく、あまり日本語を使わない、非常に恵まれた環境で勉強をすることができた。毎週決められたトピックについて、テストに向けてリスニング、スピーキング、リーディング、ライティングをまんべんなく学んだ。授業中はクラスメイトとコミュニケーションをとることを意識し、ディスカッションでは積極的に発言した。国によってアクセントがあり、最初はリスニングに苦戦したが、クラスの終わりごろにはクラスメイト達と普通に会話ができるようになった。学校内では、日本人はもちろん、他国の友達もたくさんでき一緒にランチを食べたり放課後や休日に遊びに行ったりした。また、授業だけでなく、クラブ活動にも参加し、現地の学生とも交流を深めることができた。学校生活は楽しいことばかりではなかったが、友人や、ホストファミリー、校内のスタッフさんがサポートしてくれたこともあり、半年間のりきることができた。
 滞在していたニューカッスルは、シドニーまで電車で約2時間半と、決して都会とは言えない場所だった。また、公共交通機関が日本ほど充実しておらず、車を持っていないと不便に感じることもあった。しかし、都会のような忙しさを感じず、毎日穏やかに過ごすことができた。現地の人は、すれ違うときに挨拶をしたり、バスの中で知らない人に話しかけられるなど、フレンドリーで優しい人が多かった。ほとんどのお店が夕方5時頃までには閉まってしまうため、放課後はビーチに行くことが多かった。空が広く海もとてもきれいで、ビーチでフルーツやアイスクリームを食べながら友人とただ話すだけでも非常に充実した時間だった。日本ではわざわざこんな時間を過ごすことはなかったので、ある意味貴重な体験だった。ほかにも休暇を利用してゴールドコーストやブリスベンなどにも行った。季節が夏だったこともあり、泳いだりサーフィンをしたり、半袖でクリスマスや新年を過ごすなどオーストラリアらしい体験もできた。
 ホームステイでは、家のルールがよくわからず、最初はファミリーになかなか自分から話しかけられずにいたが、せっかく来ているのだからと間違えてもあまり気にせず積極的に質問するなど、コミュニケーションをとるようにした。また、ホームステイ先に別の日本人学生がいて、最初は外国まで来て日本人と生活することに疑問や抵抗があったが、今では大きな支えになっていたと感じる。
この半年間の留学をとおして、少なくとも行く前より英語力が向上したと実感している。さらに、英語だけでなく多様な文化や価値観も同時に学ぶことができた。また、日本を客観的に見ることで日本の良さにも気づくことができた。実際に来てみないとわからないことばかりで、とても良い経験になった。これを経験しただけで終わらせず、これを生かして継続して勉強をつづけ、今後の学習にも一生懸命取り組みたい。