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2022年度秋出発 オレゴン州立大学 留学体験記

体験記
 

総合政策学部 企業経営学科学科
2年 若月 駿亮

渡航期間:2022.9~2023.3



 私は2022年9月12月から2023年3月24日までの約半年間、アメリカ・オレゴン州にある、オレゴン州立大学(Oregon State University)に留学をしました。オレゴン州立大学はコーヴァリスという街にあります。街のほとんどがオレゴン州立大学のキャンパスで大学都市のようになっています。緑豊かなキャンパスで、歴史的な建物も多く、非常に落ち着いた雰囲気の典型的なアメリカの総合大学です。晴れた暖かい日は、多くの学生が外の芝生でくつろいだり勉強していたりして、開放的な雰囲気でした。また、治安が良く、留学生も多くいるのでとても生活しやすかったです。

 私は、杏林大学で総合政策学部のGCP(Global Career Program)に所属をしており、在学中に留学に行きたいと思っていました。GCPの授業を通して、アメリカで自分の英語力がどれだけ通用するのかを試してみたくなりました。そして、留学の募集の際にまだ杏林大学から留学に行ったことが無く、同じタイミングで他の杏林大学の学生が留学をしないオレゴン州立大学に決めました。

 行ってみると、英語力で苦労することばかりでした。会話のスピードが非常に早く て、内容を聞き取るのに精一杯な状況でした。ゆっくり話してもらったり、聞き直してしまったりと迷惑ばかりかけてしまいました。また、勉強面では授業スタイルが日本と異なり、先生がひたすら講義をする形ではなく、学生が主体となってグループワークやディスカッションをすることが多かったです。そのため、多くの学生が積極的に発言をしていました。私は英語力に自信がなく、シャイで控えめな性格だったため手をあげるだけでも大変でした。また、課題や小テストが多く、日々タスクに追われていました。しかし、クラスメイトや先生が助けてくれたため無事にこなすことができました。留学の後半になってから、オフィスアワーという先生が個別で相談や質問に回答してくださる時間がありそちらを活用しました。課題のサポートだけではなく、将来に関しての相談に乗ってくださったり、留学のモチベーションをさらに上げてくださり非常に良い時間になりました。今思い返すと、最初から積極的に使用しておけばよかったと後悔しています。

 生活面では、楽しいことばかりで充実していました。寮生活をしていたため、ルームメイトや多くの人と関わることができ、コミュニケーションをとる機会が多かったです。特に、学内のクラブ活動に参加していたため、テニスクラブ(Oregon State Club Tennis) では良い経験ができました。練習の際にチームメイトと関わるのはもちろんのこと、試合にも出場し、ワシントン大学(University of Washington)、ワシントン州立大学(Washington State University)、オレゴン大学(University of Oregon)などの他大学やテニスクラブ(Timberhill Tennis Club)などと関わる機会があり交流を深めることができたことは良かったです。また、オレゴン州立大学はアメリカンフットボールが強く、応援のために大学のスタジアムにオレゴン州中から人が応援に来ていて週末は盛り上がっていました。私もホームで行われた試合は観戦をしました。スタジアム全体がスクールカラーのオレンジ色に染まり、異様な雰囲気を醸し出していました。最終的にPac-12(NCAA Pacific-12)リーグにおいてオレゴン州立大学はリーグ優勝を果たし、ラスベガスで行われたLas Vegas Bowl For 2022でも優勝しました。日本ではなかなか観戦することがないですが、アメフトの本場であるアメリカで留学先の大学が優勝する瞬間を直接観ることができたのは幸せでした。

 この留学を通して、英語力やコミュニケーションで苦労したことは多かったものの、友人や環境、タイミングに恵まれ、素敵な時間を過ごすことができました。英語はほとんど通用しなかったので、留学での学びや経験を生かしてこれからの勉強に励んでいきたいと思いま す。最後になりますが、留学に送り出してくれた家族、先生、国際交流センターと留学先で関わった全ての人に感謝します。ありがとうございました。