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2022年度秋出発 ディーキン大学 留学体験記

体験記
 

外国語学部 英語学科
2年 村上 義育

渡航期間:2022.8~2023.2


 私はオーストラリアのメルボルンにあるディーキン大学の語学学校に6か月間語学留学をしました。留学に行く前はとても不安でしたが、ホストファミリー、大学で知り合った人達、仲良くしてくれた外国人など本当にたくさんの人に助けてもらったおかげで学びのある楽しい充実した留学生活を送ることができました。その中でのハイライトを紹介しようと思います。
 まず初めに、大学生活についてです。私が通っていた学校は午前2時間午後2時間の1日計4時間授業が有りました。最初は下のクラスから始まったのですが、そこには外国人はいな日本人だけで構成されていました。その状況下に焦りを感じていましたが、語学力向上のために意識を変えようと思い、授業中は英語を積極的に話すことを心がけました。また、先生はネイティブだったので授業中先生が言ったことを繰り返して言うと練習をひたすらやっていました。それを続けていくと少しずつですが英語力が上がっていることを実感しました。授業ではプレゼンテーションが多く皆の前で英語を話す場面が何回もあったため、最初は緊張して自信がなかったのですが場数を踏むにつれて自分に自信を持てるようになり最終的には自分の言葉で話すことができるようになりました。また、全部で4回クラスを変わる経験をして、上のクラスに上がっていくごとに外国人が増え英語を話す機会が自然と増えていきました。クラスメイトの国籍はサウジアラビア、コロンビア、中国、タイ、インド、ベトナムなど様々でした。日本人と外国人は考え方が違うので意見が合わず苦労したこともありましたが、新しい考え方や価値観を知ることができたのはとても良い経験になりました。

 大学以外の所では外国人との交流を増やすために積極的に色々なことをしました。その中の1つは、Meetupと呼ばれる日本人とオーストラリア人の交流会に参加したことです。毎週開催されており、できるだけ行くようにしていました。そこでできた外国人の友達とは休日に遊びに行ったりしました。留学初めの頃は英語を話すことに抵抗がありましたが、こういった環境を作ることで楽しく感じるようになりました。また、自分の得意なことを活かして外国人との交流の場を増やすことは一番簡単で効率的だと思いました。私はサッカーが得意なのでサッカーをするコミュニティに参加しお互い共通の趣味を持った人同士でコミュニケーションをとることで、話がはずみ会話の幅も広がるので、すぐに外国人と仲良くなることができたからです。
 
 ホームステイ先の家族はマレーシア人でアジア系なので生活においてそれほどギャップを感じませんでしたが、食事があまり自分の舌に合わず苦労しました。しかし、ホストファミリーはフレンドリーで優しくドライブにも連れて行ってくれたのでとても満足しています。ホストマザーとはたまに衝突したこともありましたが、たくさん話しをしたことで良い関係を築けたと思います。
 この留学では楽しいことも、大変なこともたくさん経験することができ、今までで一番考えてもがいた半年間だったと思います。その分吸収できたことも多く、必ず自分の将来に役立つと思います。このような貴重な経験をすることができたのも支えてくれた家族、友達、留学で出会ったすべての人のおかげなので、とても感謝しています。本当にありがとうございました。すべての出会いに感謝したいです。

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体験記
 

外国語学部 英語学科
2年 剣持 あかね

渡航期間:2022.8~2023.2 

 メルボルンで得た半年間の経験を一文で表すとすれば、「全く触れたことのない文化に接し新たな価値観を見出すことにより、自身の可能性や持ち味をもたらしてくれた。」と言うことが出来ると思います。私はディーキン大学英語学校”DUELI”で“English for Academic Purpose”というクラスを受講しました。このクラスはディーキン大学の学部授業や大学院へ進む留学生のためのクラスであり、私にとってはとても難しく課題をこなすことが大変でした。ディスカッションやディベート、セミナーといったスピーキングを中心とした授業であったため、初めはどのように会話を繋げればよいのか、相手にもわかりやすく伝えるためにはどうすればよいのか非常に悩みました。しかし、そんな私を支えてくれたのがクラスメートでした。中国、タイ、インドネシア、ウルグアイ、パキスタンなど良く知らない文化圏から来た学生も多くいましたが、皆同じ英語学習者だったので、お互いの辛さやしんどさを分かり合え、最後まで諦めずにやり遂げることが出来ました。留学の経験は勉強だけでなく、自分自身を見つめなおすきっかけをも与えてくれました。

 私は昔から完璧主義なところがあり、やると決めたからには全て完璧ではないとダメだと考えていました。しかし、私が思い描いていた理想の留学生活と比較して現実はそう上手くいきませんでした。留学をして数か月経ってもまだコミュニケーション力が乏しく、クラスメートとの友人関係もなかなか上手くいきませんでした。また、学校の勉強は勿論重要ですが、そればかりになっていて良いのかと思い悩みました。留学したのにもかかわらず、何一つ目に見えて成長を実感できず泣いた日もありました。そんな時期を振り返って今思うのは、完璧を目指す必要は無いということです。留学は「英語が話せるようになるために行く」という印象が根強いと思いますが、他の文化が持つ価値観を理解しようとすること、自立して主体的に行動すること、無限にある選択肢の中で何が重要か取捨選択をすることなど、語学だけではなく自分自身の人間性を成長させてくれるきっかけが沢山あります。全てが完璧ではなくても、生活の中で得た知識が勉強で役立ったり、自分の考え方に結びついたりと、挑戦したことは必ず後に自分の力になったと実感しています。このような自分自身、環境、仲間、家族、文化など様々な側面から得た新たな価値観は、オーストラリアに行かなければ気づくことが出来なかったものです。

 貴重な経験をさせてくれた両親に感謝し、この経験を一生の自身の教訓として生かしていこうと思います。

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体験記
 

外国語学部 英語学科
2年 加藤 日和

渡航期間:2022.8~2023.2


 私はオーストラリアの第二の都市、メルボルンにあるディーキン大学語学学校に6か月間留学した。新型コロナウイルスの影響で叶うはずのないと思っていた念願の留学に行けると決まった時は夢のようで、留学前からワクワクが止まらなかった。

 しかし、学校が始まり教室へ入ると、待ち受けていたのは日本人18人程で編成されたクラス。語学学校自体に日本人が溢れかえり、そこら中に日本語が飛び交っている状況。私は「語学学校とは色々な国からの留学生でいっぱいであるはずじゃないのか?これではオーストラリアにいても日本と同じじゃないか。」と思った。それからは、日本語を話すまいと、クラス関係なく日本人同士であっても英語で会話をした。幸い、クラスのレベルが上がるにつれて他国の留学生が増えいった。それでも語学学校内の日本人の割合は高かったため、語学学校の外で友達を作る努力をした。大学の敷地内にあるバスケットコートは私の中で一番の出会いの場であった。留学中にできた友達は主にそのバスケットコートで出会ったか、その友達の友達である。ディーキン大学生の友達が増えてからは、やっと私が思い描いていた「留学」を体験できた。放課後に居残って彼らと話したり、時には彼らの寮に行ったり、パーティーをしたり、休日はビーチに一緒に行ったり・・・。彼らのおかげで毎日を楽しく過ごすことができた。もちろん、彼らのおかげで英語も抜群に伸びた。帰国後も連絡を取り合えるかけがえのない友達ができて、とても嬉しい限りである。

 オーストラリアに留学して良かった点は二つある。
 1つ目は季節だ。日本とは季節が真逆であるため、冬の8月を過ごし夏の年末年始を過ごした。12月から2月のオーストラリアの夏は、ビーチで沢山の人が読書をしながら日焼けをしたり、ただただ寝っ転がったり、ビーチバレーをしたり、庭でバーベキューをしたり楽しかった。また、サマータイムの影響で夜の9時を過ぎても空が明るかったことも良い点の一つである。
 2つ目はホームステイである。私のホストファミリーはオーストラリア人で子供が3人以上いる大家族だった。常に話し相手がいて、ただ話をしたり、ボールで遊んだり、ビリヤードをしたりした。また、よくキッズが友達を招いたり、親戚が遊びに来たりなど、出会いが沢山ある環境だった。彼らと過ごしていくうちに、オーストラリア文化・英語を肌身で感じ、自分のアクセントや使う単語に変化があった時は、とても英語に対してやりがいを感じた。とても優しいホストファミリーの方たちだったので、また必ず会いに行きたいと考えている。
 たった6か月間であったが、この留学は自分を大きく成長させてくれるものであった。

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体験記
 

外国語学部 英語学科
2年 佐藤 日夏

渡航期間:2022.8~2023.2


 私は、オーストラリアのメルボルンにあるディーキン大学に語学留学をしました。期間は半年でした。留学初期は半年という期間が長く感じられ、ホームシックになり、早く帰国したいと思うのではないかと考えていましたが、正反対で、留学終了2カ月前から帰国したくない気持ちでいっぱいでした。そして、留学期間中に英語力が向上したと実感はできましたが、習得できた自分の能力には満足していません。可能ならより多くのことを学んでみたいと思いました。時期やイベントごとに留学を振り返り、体験記を書いていこうと思います。

 まず、留学生活の始まりについてです。留学初日ホストマザーがディーキン大学まで迎えに来てくれました。その車の中で、ホームステイ先に私のほかに日本人留学生がいると教えてもらいました。そして家につくと、韓国人留学生と日本人留学生がいて、挨拶をしあいました。その日の夕食はピザで海外にいるんだなあと実感できました。その数日後、授業初日に教室に入ると20人クラスのうち19人日本人という状況でした。想像していたものとは異なっていたためとても驚きました。また、クラスメイトは積極性が低く、挙手もない、回答しようとしない、授業に参加しようとする姿勢が見られないなど残念なことばかりでした。昼休みにその状況について相談するため加藤日和さんの教室に行くと、加藤さんは日本人留学生から日本語で話しかけられても英語で返事したり、先生と昼休みや放課後に会話したりしているとのことで、その積極的な姿勢を見て感化され、私もそれからは授業中に積極的に英語を使うように心がけました。

 次に、イベントや休暇の過ごし方についてです。ハロウィンは学校のイベントでパーティーがあったので友達と仮装して参加しました。コスチュームのファッションショーや歌唱大会、ダンスなどをして楽しみました。クリスマスも友達と過ごしました。料理を一緒にして、ケーキを食べました。ニューイヤーはシドニーに旅行に行きました。旅行先や航空券の予約など計画をすることも楽しかったです。ボンダイビーチがとてもきれいで天気が良く、真っ黒に日焼けしました。オーストラリアの紫外線が日本の5,6倍ということを実感しました。有名なオペラハウスやハーバーブリッジも観ることができました。ハーバーブリッジには登ることもでき、頂上から夜景を見ました。新年のカウントダウンでは花火を見る場所取りに4,5時間かかり、多くの人でにぎわっていました。

 最後に、留学最後の1週間についてです。毎日友達と過ごし、夜中に帰宅する毎日でした。できるだけ多くの時間を友達と過ごしたいという気持ちでいっぱいでした。半年という短い間でこんなに仲良くなって、離れ離れになるのが苦しいと思えるほどの友達を作ることができると思っていませんでした。パキスタン人の友達は、カンガルーのぬいぐるみをくれました。最終日の空港では、友達が見送りに来てくれて、泣きながらお別れをしました。友達からは英語についてや文化や習慣について多くのことを学びました。その友達と会話していると、教科書には無いネイティブスピーカー英語も学ぶことが出来ました。また、誕生日についての文化も教えてもらいました。日本では本人以外の人たちが会場や食事などをセッティングしますが、オーストラリアでは誕生日の主役がすべて行うということを知り驚きました。

 半年の留学中に多くの経験と学びを通じ、沢山の思い出が出来ました。帰国後は、海外留学をしなかったら学ぶことができなかっただろうと思うことがあり、留学をしてよかったなあと思いました。探求心が芽生え積極性も高くなり色々なことに挑戦してみようと思うようになりました。将来は、ワーキングホリデーでオーストラリアや他の国に行くこともいいなと思いました。

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体験記
 

外国語学部 英語学科
2年 狩野 鈴寧

渡航期間:2022.8~2023.2



私は半年間、オーストラリアのディーキン大学に留学しました。ずっと心待ちにしていた留学だったので楽しみだった半面、自分の語学力や新しい環境になじめるのかどうかという不安も沢山ありました。
 留学当初は、思い通りに会話ができなかったりと自分の語学力の無さに落ち込むことが多くありました。特に私が行った語学学校は周りに日本人が多く、日本語を使う頻度が多い生活になってしまい、自分が思い描いていた留学生活とのギャップの大きさに悔しい思いをしたこともありました。しかし当時の先生にアドバイスを頂き、学校外でも語学力を伸ばせる機会があることを知りました。私が主に参加したのはLanguage Exchangeというもので、様々な国籍の方々と会話を楽しむことができるイベントです。また、学校内ではボランティア活動に参加し、ディーキン大学のホームページに載せるための動画作成やイベント開催の手伝いなどをしました。そして、新入生へのキャンパスツアーやシティーツアーなどもあり、新しい人に出会う機会を沢山得ることができました。このように自分から様々なものに参加することによって交友関係を広めることができ、語学力の上達につながったと感じています。
 
 メルボルンは治安がとても良く、日常生活で困ったことや怖い思いなどをしたことは、特にありませんでした。また優しい人が多く、温かい都市だなと感じました。私が一番驚いたことは普段歩いていて知らない人と目が合った際に、多くの人が笑いかけてくれるということです。信号待ちの際にリュックサックが開いていると教えてくれたり、服やネイルを褒めてくれる店員さんがいたりして、人の優しさに触れることができました。日本に行ったことあるよと話しかけてきてくれる方もいて、フレンドリーで優しい人々に囲まれていたお陰で充実した留学生活になったと感じています。またオーストラリアは自然豊かで様々なアクティビティを楽しむことができます。ハイキングやサイクリング、マリンスポーツなど自然が好きな方にはもってこいの環境です。
 
 この半年間の留学は様々な価値観を知ることのできた貴重な経験となりました。楽しいことだけではなく、つらかったことや挫折したことが何度もありましたがその経験があったからこそ、自信にもつながりました。この留学が良いものであったと感じることができます。日本から離れ、見知らぬ場所で生活することに不安や恐怖を感じるかもしれませんが、留学して得た知識や経験は自分にとって必ず貴重なものになると思います。留学しようかどうか迷ってる方、ぜひ挑戦してみることをお勧めします。

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体験記
 

外国語学部 英語学科
3年 片山 美空

渡航期間:2022.8~2023.2



 私は、3年生の秋学期に半年間留学をしました。はじめての留学ではありませんでしたが、半年という長い期間の留学はしたことがなかったので緊張や不安、そしてこの時期に行くことのプレッシャーがありました。ですが、周りの人達の言葉に背中を押され、留学を決意しました。結論から言うと、本当に行ってよかったと感じています。まず、初めの一か月間は、自分の語学力に無力さを感じ、大きな課題を知ることができました。一つ、自分の中で救われたことは、コミュニケーション能力があったことです。この一か月だけでも数えきれないほどの友達を作ることができました。一番初めに自分が留学で学んだことは、自分から行動することの重要性です。周りから来てくれることを待っているばかりでは何も始まりません。自分から話しかけたり、何かの活動に参加してみたりとできることは沢山あります。留学に来たからこそ挑戦出来ることは沢山あると強く感じました。海外の方々の個性を大切にし、周りと比べない環境をうまく利用しながら沢山のことに挑戦するべきだと思いました。最後の2か月は、現地の友達と毎日のように遊び、別れを惜しむほどの関係性を築くことができました。
自分が、語学学校に通っているにも関わらず、何故現地の友達ができたのかというと。それは、gymに通っていたからです。私は、日本で経験したことのなかったgymに留学を機に初めて挑戦しました。この半年の留学期間私は、殆ど毎日通うほどgymにはまってしまいました。そのおかげで私の一番の友達であるSaneliに出会うことができました。私がgymで話しかけたことがきっかけです。一歩勇気を出して話しかけたことが一生涯の宝物を得ることにつながりました。自分の今の環境は自分の行動や努力で成り立っているものなのだと実感することができました。

 以上の話は、語学ではなく友情や心情的に関することでしたが、今から語学でのエピソードをお話ししたいと思います。留学前の私の英語力は人並で英語が好きという気持ちが他者よりも大きいという程度でした。なので、実際留学に行き英語だけの世界に行ったときは、様々な壁にぶつかりました。例えば、イントネーションや発音の違い、ボキャブラリーの少なさなど挙げたらきりがありません。とにかく自分に足りていないものが多すぎることは実感できました。
 特に、リスニングが自分の中で一番の壁でした。語学学校には、ネイティブの英語話者ではなく、ほかの国から来た私たちのような人が沢山いたので、発音がより聞き取りにくかったのです。言語が違うことは大変なことだし、こんなにも制限されてしまうのかと思ったし、いいたいことや伝えたいことがうまく出てこない悔しさを何度も経験しました。ですが、周りも優しく私の言いたいことがいえるまで待ってくれていたり何度も繰り返し伝えてくれたり、話すスピードを変えてくれたりと、私のためにいろいろ工夫してくれていました。そんな周りの協力や自分のためにここまでしてくれていることを身に染みて感じ、絶対に自分の語学力を上げてもっと楽しく話すぞ!と思わせてくれました。私は、日常会話レベルの語学力はついたと実感しています。それは、紛れもなく周りのお陰であり、本当に感謝するべき存在だと感じています。

自分がこの留学で経験したことや得たものは自分の中での一番大切なものだし、決して忘れることのできないものです。この留学での出会いに感謝しながら今後の自分の生活に生かしていきたいと思います。そしてまた私の大切な友達に笑顔で会えるように日々精進していきたいです。




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体験記
 

外国語学部 観光交流文化学科
中城 栄実

渡航期間:2022.8~2023.7
 


 私はオーストラリアのメルボルンに約11ヶ月間留学していました。幼い頃から外国語に興味があり、英語を学ぶことが好きだったため留学をすることに憧れがありました。杏林大学の留学提供プログラムの案内が来て、申し込みをしてから出発までの日々は本当にあっという間でした。ワクワクした気持ちはもちろんありましたが、それよりも不安や日本を離れるという寂しい気持ちが大きかったです。出発日が近くなればなるほど「行きたくない」と思うようになりました。出発当日、家族や友達に見送られ泣きながらお別れをしました。向こうに到着して学校にホストファミリーが迎えに来てくれる予定でしたが、私のファミリーだけ急遽来ることが出来なくなってしまい学校の寮に一泊しました。思うように言葉も出てこない上にまだSIMカードも買っていなかったので携帯も使えない。静かな何もない部屋で1人寂しい気持ちで押しつぶされそうだったのをよく覚えています。

 私のホームステイ先にはホストマザーと2人のルームメイトがいました。一緒に夕食後にゲームをしたり、夜遅くまでドラマを見たり、誕生日会をしたり、旅行にも行きました。最初は赤の他人でしたが生活を共にすることで本当の家族のような温かい存在になりました。
学校でもたくさんの出会いがありました。授業中にゲームをしたり、グループプロジェクトもあるので自然とクラスみんなが仲良くなります。放課後に遊ぶだけでなく休みの日には旅行にも行きました。先に帰国する友達を見送りに空港にも行きました。仲良くなった友達を見送るのはとても悲しかったです。
メルボルンの物価は日本の2倍以上します。少しでもお小遣い稼ぎがしたくて半年が経過した頃にアルバイトを始めました。アルバイト先には様々な国から来た留学生がいて語学力向上や異文化理解の良い経験になったと感じています。

 私は11ヶ月間ずっと日本に帰りたいと思っていました。自分の周りの人たちはメルボルンがとても好きで留学後にワーキングホリデイを考える人もいました。帰って行く友達も帰りたくないと言う子ばかりで私は変われるものなら変わりたいとも思っていました。また、私の留学生活は楽しいことだけではなく辛いこともありました。でも留学に行ったことに後悔はないし、行って良かったと思っています。語学力が伸びるだけでなく、様々な発見があり日本にいるだけでは味わうことの出来ない経験がたくさん出来ました。
留学に行くことは今までで一番大きな決断でした。でもこのおかげで忘れられない素敵な思い出が出来ました。背中を押して活かせてくれた家族にとても感謝してます^_^




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体験記
 

外国語学部 英語学科
田村 美羽

渡航期間:2022.8~2023.7
 

 
 私はオーストラリアのメルボルンに11カ月間滞在しました。長期留学は私にとって初めてのことだったので、初めは11カ月間やり遂げることができるのかという不安がとても大きかったです。そして、私が今回、長期留学に参加しようと思った理由は、もちろん語学力の向上が一番の目標でしたが、それに加えて自分の性格を変えたいという想いもあり、留学することを決めました。私の性格上、内気で自分に自信がなく、人とコミュニケーションをとることが得意ではありませんでした。しかし、そんな自分を変えたいという気持ちがあり、今回の応募に至りました。

 11カ月間の留学を振り返ってみると、11カ月前の自分と今の自分では大きな変化があることが分かりました。上記にもある通り、以前の私は自分に自信がなく、周りの目を気にしながら生活していました。しかし、留学に行き、多様性の素晴らしさや、一人ひとりが自分らしく堂々と生きているその姿を目の当たりにし、今まで自分がどれだけ狭い考え方で生きていたんだと思い知らされました。これは、これから社会に出る私にとって大切な気づきであり、発見でした。留学は言語を学ぶことはもちろん、このように自分を変える機会、チャンスであるとも思いました。また、私はそこでたくさんの出会いをし、その分たくさんの別れを経験しました。別れはとても辛かったですが、その辛さが大きかった分その人と大切な思い出を築けたんだな、と思うと悲しい反面嬉しく思い、その出会いに感謝の気持ちでいっぱいになりました。私は彼らがいなければ留学を最後までやり遂げることは不可能だったと思います。人との繋がりの大切さを改めて感じました。留学は言語を身につけるためであると考えていましたが、吸収できることは言語力の他にたくさんありました。人との出会いもそうですが、一番は新しい自分と出会えることが留学の魅力であると個人的に感じます。この留学のおかげで、考え方も大きく広がり、ありのままの自分を受け入れることができました。留学をすることができて本当に良かったと心からそう思います。
 
 語学力の面では、11カ月前と比べてみると、成長することができたと言えます。私の経験から感じたことは、全て積極性がとても重要であると思いました。最初は積極性がなく、全ての物事に対して受け身の姿勢で過ごしていましたが、途中から我に返り、このままでいいのかと思い、少しずつ自分から行動するようになりました。例えば、お店に入り用事はなくても自分から店員さんに声をかけてみたり、ホストファミリーと話す時間を作り、コミュニケーションを自ら図ったりしました。そのおかげで、友達も多く作ることができ、みんなともっとコミュニケーションを取りたい、自分の言葉で伝えたい、と思うようになりました。そして、その気持ちが英語学習のモチベーションを維持してくれました。彼らとは今でも連絡を取る仲にまでなり、一人ひとり育ってきた環境や国は異なるのに、英語があることで、つながり、友達にもなることができてそんな素敵な言語を生かせるようになれたことはとても嬉しく思いますし、勉強してきて良かったと思いました。
 この留学で感じたこと、得た知識を忘れずにこれからより自分を成長させていけるように頑張りたいと思います。