体験記
総合政策学部 総合政策学科
3年 岩田 斗我
渡航期間:2022.8~2023.2
私はオーストラリアのアデレード大学にて、6か月間の語学留学をしました。留学中は様々な経験をし、楽しいことだけでなく困難もあったため、それを紹介していきたいと思います。
本来は二年生時に予定していた留学でしたが、コロナの影響により行くことができませんでした。留学に憧れをもっていたこともあり、留学できると知ったときの喜びは今でも覚えています。しかし葛藤もありました。大学三年の秋と言えば就活のための準備が本格的に始まる時期です。毎日のように悩みましたが、先生に背中を押してもらったこともあり、6か月間のアデレード留学を決めました。
留学に行く前から英語の勉強はしており、それなりに話すことはできるだろうと考えていた私でしたが、その自信は留学初日に折られました。簡単な英語も聞き取れない、伝えることができないことにショックを感じ、いかに自分が教科書の英語しか知らなかったかを思い知らされた気がしました。しかしホストファザーがとても優しく、何度も説明してくれたり、わかりやすい単語を考えてくれたりと親身になってくれたおかげで英語を話す環境に慣れることができたと思います。
私のホストファザーはとても優しく、勉強にも協力的でした。毎食美味しい料理を欠かさず作ってくれただけでなく、お弁当を持たせてくれたり、自分が日本人であることに配慮して白米を出す頻度を増やしてくれたりしていました。また、学校で出された課題を手伝ってくれただけでなく、自分の英語の良い点悪い点、改善すべき点を伝えてくれたり、一緒に英語を上達させる方法を考えてくれたりしました。映画を一緒に観たり、本を読んで発音を一語ずつ説明してくれたりなど、6か月間という短い期間でできるだけ私の英語を上達させようと助けてくれました。ただ一緒に生活するだけでなく、勉強においても協力的だったのでとても助かりました。
授業外ではバスケットボールクラブに所属していました。週末はホストファミリーに送迎をしてもらい、練習に参加していました。クラブの選手たちは初めて参加した自分にもとても優しく、練習の説明やコーチの指導をわかりやすく教えてくれるなど、私の緊張をほどいてプレーしやすくなるように助けてくれました。一か月も参加するとほとんどの人とお互いに名前を覚えて試合中に指示を出し合うような仲になることができ、クラブの一員として受け入れられ心地よい空間でプレーすることができました。
アデレードの人々はとても優しく、困ったときは必ず助けてくれます。逆に自分が助けを求められたときは必ず助けるようにしていました。多国籍国家ということもあり、アジアンヘイトや差別が全くないという点もアデレード留学の良かった点だと思います。
6か月間の留学を通して楽しかったこと、辛かったこと、もっと成長できただろうと思うことなどたくさんありますが、この経験を活かして今後の生活に役立てていきたいと考えます。