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体験記
外国語学部 英語学科
永山 楓夏
渡航期間:2023.4~2023.8
私は、カナダのビクトリア大学に5か月間留学をしました。
最初の3か月はホームステイだったのでビクトリア空港に着くと、ホストファミリーが迎えに来てくれていました。その時は非常に緊張していましたがファミリーが温かく迎えてくれ、家まで向かう車の中でもたくさん話しかけてくれたので緊張はすぐに解け、ファミリーともすぐに仲良くなることができました。
自分の部屋には、ベッドや椅子、机、クローゼットなど基本的なものが揃っていて、家にある食べ物はなんでも食べていいよと言ってくれていたので毎日快適な生活を送ることができました。3カ月間も他所の家に住むことは正直不安でしたが、ファミリーは皆優しく、たくさん会話をすることが出来たので、英語力を伸ばす意味でもホームステイは非常にいい経験だったと思いました。
ビクトリア大学(UVic)は、留学生向けのプログラムが豊富で、私は4月から6月まではELPIという3カ月のプログラム、7月から8月まではSummer language and culture program という6週間のプログラムをそれぞれ受けました。現地の生徒と一緒に授業を受けると思っていたのですが、どちらのクラスも日本人の割合が多く、正直驚きました。ですがその中でも、なるべく日本人以外の子と話したり交流したりすることを心がけていたので、英語を話す機会を増やすことができました。
また、放課後のアクティビティも豊富で、Writing, Conversation, Pronunciationのスキルを少人数のクラスで学ぶことができるワークショップや、Cultural Assistant (CA)というUVicの現役、または卒業生の方とハイキングに行ったりビーチに行ったりするアクティビティがあり、それらに参加することでさらに英語に触れる時間を作れたと思いました。
ビクトリアはカナダの中でも田舎の都市で、高齢者も多く非常に安全でのどかな町でした。現地の方はとても優しく気さくなので街中を歩いていると、「日本人?」と話しかけてくださることが良くありました。このような出会いを通して英語でのコミュニケーションをする機会を得ることが出来たので非常にいい経験でした。ダウンタウンやアップタウンにはカフェやレストラン、パブなどがたくさんあり、またショッピングモールなどの施設もあるので放課後や休日は良く行っていました。このような日常生活の中でも英語を使う機会はたくさんあり、買い物やレストランの支払いでの会話はもちろん、店員さんやお客さんとも話す機会があるので、普段のお出かけも留学の学習の一環だと実感しました。
カナダでは、バスを降りるときに運転手さんに“Thank you”と挨拶をする文化があります。バスに限らず、お店やレストランでも挨拶をする文化があり、言う方も言われる方も良い気持ちになるのこの文化が凄く素敵で大好きになりました。
今回、私にとって初めての中長期間の海外滞在で、渡航前は留学がうまくいくか緊張と心配で一杯でした。ですが、その心配事が嘘だったかのように非常に充実した貴重な5か月間を過ごすことができました。また、今回の留学で、完璧に英語が話せなくても伝えようとする姿勢、また諦めないことが大切だということを学びました。
留学に来ている以上、英語を話さなければ来た意味がなくなってしまうので、とにかく話してみようという姿勢でい続けたことが結果として英語力の向上に繋がり、積極性や行動力も身についたと実感しています。留学に行ったことで自分自身を成長させることができた、大きな経験だったと感じています。