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留学生を対象とした校外研修の実施について

 国際交流センターでは、留学生に対して日本文化を紹介し、日本人学生との交流の機会を設けるイベントとして校外研修を実施しています。
今回は、2023年9月30日(土)に国立劇場にて「舞楽」雅楽鑑賞を行いました。
宮内庁式部職楽部による演奏と舞は、優雅であり荘厳で、観客を魅了していました。
建て替えを予定している初代国立劇場での公演は今秋が最後となるため、趣のある建物を見学するのも参加学生には貴重な経験となりました。
また、協定校から受け入れる留学生の他に外国語学部の日本人学生5名が参加し、交流の場ともなりました。
今後も学生に対し、国際交流の機会を提供してまいります。
下記に留学生と日本人学生の感想を紹介いたします。


 私は、杏林大学が主催した校外研修プログラムに参加し、国立劇場で雅楽の公演を鑑賞しました。
初代国立劇場が今年10月末に閉館すると聞き、閉館前にその美しい舞台を見ることができたことは、非常に特別な機会となりました。
雅楽の演奏は、その美しさと優雅さに圧倒されました。楽器の音色と演奏者の技術は素晴らしく、日本の伝統音楽の美しさを存分に楽しむことができました。
この校外研修プログラムを通じて、自分にとって新たな文化に接し、日本の伝統芸術について多くのことを学び、深く感銘を受けました。
この貴重な経験を通して、自分の視野を広げていきたいです。
黄 奕雯(上海対外経貿大学)

 今回の校外研修で観劇させていただいた舞楽は国の無形重要文化財ですが、私たち日本人の学生にとっても初めて接するものでした。笛や太鼓といった日本の伝統的な楽器の演奏と舞の組み合わせで演じられるため、日本語のレベルに関係なく目と耳で楽しむことができるものです。更に、舞楽を含む雅楽はそのルーツが中国や朝鮮にあるため、中国人留学生と私たち日本人学生とでそれぞれの視点から観劇し、互いに感想を分かち合うことができる貴重な体験となりました。
1966年から続く初代国立劇場の建て替えを前に、古来から続く大陸と日本のつながりや日本の宮廷文化に生で触れ、留学生との仲も一層深めることができる素敵な一日を過ごさせていただきました。このような機会を頂けたことに心より感謝しています。
中谷 萌(外国語学部英語学科)

2023.10.10 国際交流課