体験記
外国語学部 観光交流文化学科
井川エイジャ舞夏
渡航期間:2023.4~2023.8
私は4月から8月まで、ヨーロッパに浮かぶ東京23区の半分しかない小さな島国、マルタ共和国に語学留学しました。マルタと調べて出てくるのは主に美しい海、美味しい海鮮、パーティーです。しかし、日本で得た知識だけでマルタに訪れると、驚くことがたくさんあります。まず、法定速度を無視する絶対に車検の通らないボロボロの車、絶対に時間通りに来ないバス、歌を熱唱しながら対応してくれるスーパーの店員、めちゃくちゃでかいゴキブリ、意外と寒い4月。暖かいと思ってたくさん持ってきた夏服達は最初の1ヶ月半は着れずに、その場凌ぎの長袖を買って耐え凌ぎました。最初は衝撃だらけでしたが、人はみんな優しくて、時間の進みの遅いのんびりしたこの国をすぐに好きになりました。
持ってきた夏服達も着れるようになってきた頃、語学学校でインターンをしているドイツ人の女の子と仲良くなりました。彼女は、どこからともなく、大量の外国人を連れてきてくれてさらにイベントも企画してくれました。彼女と出会ったおかげでたくさんの友達を作ることができました。仲良くなったフランス人とトルコ人と放課後にビーチで泳いだり寝たりして、金曜日はパーティーへ行って踊り、休日にはビーチへ行ってバーベキューをしたりしました。私のお気に入りのビーチはコミノ島にあるブルーラグーンです。今まで見たこともないくらいに透き通っていてとても感動しました。
語学学校では、ヨーロッパをはじめとした様々な国の人々と出会うことができました。アゼルバイジャンやジョージア、ベラルーシ、パレスチナ、ハイチ、アンゴラなど、日本に住んでいたらなかなか出会うことのできないような国の人と出会い、彼らとお互いの国の社会問題や文化、宗教などについて話し合い、新たな知識を得ることができました。語学学校と大学の違いは、出会える人の数だと私は思っています。大学と異なり、語学学校では多くの人が短期間で訪れるので、長期間滞在している私は必然的にたくさんの人と出会うことができました。様々な年齢、職業、価値観、バックグラウンドを持つ非英語圏の人々と出会えたことは私の考え方に大きな影響を与えてくれました。
レベルアップテストを受けた時に、絶対合格するよと励ましてくれた友達、朝起きるのが苦手な私のために毎朝連絡をくれた友達、サプライズで誕生日パーティーを開いてくれた友達、たくさんの素敵な外国人の友達と、暖かくて優しい自然に囲まれて素晴らしい5ヶ月間を過ごすことができました。