体験記
外国語学部 観光交流文化学科
安田 陽菜乃
渡航期間:2023.3~2023.12
私は、2023年3月2日から12月18日までの約9か月間、韓国西部の瑞山(ハンソ)市にある韓瑞大学に留学しました。入学前から韓国に興味を持ち、韓国語を学びたいと強く感じていた私の夢は韓国留学をすることでした。学科は、グローバル言語協力学科日本語専攻に所属していました。
留学に来た当初は、授業や先生によっては何を言っているのかわからないことが多く、授業内容がほとんど理解出来ませんでした。そして語学力を周りと比べ、自信を失っていました。日常会話と授業で使う言葉は異なるので、最初はとても苦戦しました。しかし、悔しい、負けたくない、私も楽しく会話がしたいという強い思いがあり、日々の学習やテスト期間など、あらゆる機会に人一倍努力をしました。
1学期間所属していた語学堂のクラスには、日本人4人、中国人4人、モンゴル人が多数いました。そこではエバーランドという有名な遊園地へ行ったり、文化遺産を巡ったりといった、留学生だけの行事が沢山あり、他の国の学生と友達になることができました。
初めてできた韓国人の友達がよく遊びに誘ってくれたり、新しく友達を紹介してくれたりしました。その頃はまだ会話が上手くできず、自信がなかったのですが、そんなことは関係なく、とても仲良くしてくれました。友達と会話をする中で、新しく学んだ文法や単語を使ってみたり、韓国人が良く使う韓国語を知っていったり、学ぶことがとても多かったです。勿論インプットも大事ですが、その上で会話をすることが語学力を伸ばす一番の方法だと思いました。週末には、ソウルの色々な場所に行き、友達と楽しい時間を過ごしました。
2学期からは難しい内容の授業が多くなりましたが、1学期に何を言っているのかわからなかった先生の授業が理解出来ることが多くなりました。プレゼンテーションの機会がある授業では、韓国人の学生の前で発表をすることにとても緊張しましたが、今までの積み重ねを発揮できるよい機会でした。精一杯頑張れたと思います。
都会のソウルではなく韓瑞大学校に留学したことで、良かったと思う点がいくつかありました。たとえば観光客がほとんどいないので落ち着いた生活ができること、そして日本人が少ないため韓国語を伸ばす環境として適しているということです。ソウルでは、カフェや買い物などで日本人だと思われたら、日本語で話されてしまうことがありました。ここではそんなことはありません。韓国語だけで生活するのは語学力を伸ばすのに大切なことだと感じました。
この留学生活は濃く充実したもので、沢山のことを体験し、学び、成長することができました。杏林大学から交換留学生として韓瑞大学に留学することができて本当に良かったです。これからも韓国語を学び続け、将来は韓国で働いてみたいと思っています。