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【トピックス】八王子地域留学生日本語弁論大会ですばらしい成績

留学生が日本語でスピーチをする「八王子地域23大学等留学生日本語弁論大会」が平成21年11月29日、 八王子学園都市センターで開催されました。本学から出場した、具花実さんが優勝、楊拓さんが準優勝、何黎黎さんが第3位、藺威巍さんが西八王子ロータリー賞を獲得するなど、立派な成績をおさめました。

この弁論大会(主催:大学コンソーシアム八王子・主管:八王子市学園都市推進会議)には、今年も多数の応募がありました。そのうち第一次審査に合格した15名が29日の本大会に臨みました。
今回は「留学生から見た八王子」がテーマであり、各自、自身の目で見た八王子について熱弁をふるいました。「八王子の人々は本当に親切で、日本人は冷たいという先入観を捨てた。ふるさとのように思える」「通学路は長く苦労もするが、楽しい時間である。トンネルはカラオケに最適で気分転換の場になっている」「大都会のイメージとは違った。都会と田園の調和がとれている八王子の良さに気付いた」「八王子は丘陵地などを上手に活用している」「交通が少し不便に感じる」「八王子は若い街で活気がある」「浅川の風景が美しく空気がおいしい」「一見退屈に見える八王子での日常生活も、注意して見れば日々多くの発見があって素敵だ」「住みなれると快適な街であることがわかった」「模範的な学園都市であると思う。帰国して宣伝したい」「道幅が狭いところがあり、とても危険だ。改良してほしい」など、様々な印象や提言がユーモアを交えながら語られ、会場はしばしば笑い声や拍手に包まれました。日本人が普段気付かない点の指摘もあり、新鮮で個性あふれるスピーチが続きました。

ここ数年の輝かしい成果が今年もまた引き継がれ、本学の学生が4人も表彰されるというすばらしい結果となりました。先輩に見習い、後輩の皆さんの更なる精進と研鑽を期待する次第です。

参加学生から感想文が寄せられましたので、紹介します。

外国語学部教授 玉村禎郎




具 花実 大学院国際協力研究科国際言語コミュニケーション専攻 

「百聞は一見にしかず」のように、自分の目で確かめず、ただ他人から聞くだけでは相手を充分理解することができないということを日本に来てしみじみと感じました。教科書で習った日本語の硬さは言うまでもなく、日本に対して、日本人に対するマイナスの先入観を自らの経験で見直しました。また、こういう経験談を今回の弁論大会で皆と分かち合うことができて非常に楽しかったです。
様々な国の留学生が「留学生から見た八王子」というテーマで行ったスピーチを聞いて、文化の違いや見る角度の違い、独特な考え方があることが分かりました。
このように留学生のために交流の場を設けてくださったことをうれしく思うと同時に、今後もこのような留学生の交流イベントや日本人ともっと交流できるイベントを設けていただければと思います。

 



楊 拓 国際協力研究科国際文化交流専攻

一次審査を通ってから本番までの半月ぐらいの間で先生のご指導のもとに練習が始まりました。私のスピーチのテーマは「私の通学路」です。発音からジェスチャーまで隅々チェックされた上で、先生のご指導の以外の時間でも鏡の中の自分を見ながら練習を行っていました。一日に原稿を読む回数は20回以上にのぼりました。前日になっても、どうしても話すときの癖を直したいため、友達に頼んで一つ一つの発音を直してもらいました。そしてクリアができました。
当日、各大学から各国の選手たちのスピーチを聞いて感心しました。みんなが様々な面から八王子を見て自分なりの考えを披露するのを聞いて、大変勉強になりました。私の発表を聞いて、うなずいてくださる八王子市民の方々を見て、「こんなにたくさんやさしい人々に囲まれて、八王子の大学に留学してよかった」と思いました。
スピーチ大会に参加することによって、自分の不足点に気がつき、たくさんの人々に出会えたので、とてもよかったと思います。

 


何 黎黎 外国語学部

「八王子から見た都市と農村の調和の取れた発展」というテーマで、八王子市のスピーチ大会に出場し、3位をいただきました。これは先生が指導して下さったおかげです。どの部分がいいのか、どの部分がまだ足りてないのかと、いろいろ教えてくださいました。
今回のスピーチを通して、みんなの前で発表することの大切さが分かりました。そして、どうやって自分を表現するかも分かりました。この経験を励みとして、これから日本語のレベルをより一層高めて、日本に対する認識を深めるために努力していきます。



藺威巍 外国語学部

10月10日から11月29日まで、日本語弁論大会に参加するために、日本語の発音や発表の仕方など一生懸命に頑張って練習しました。「留学生からみた八王子」というテーマに沿って、どんな内容を書いたらよいかもとても迷いました。来日したばかりなので、八王子のことをよく知らなかったので、文章を書くのはとても難しかったです。原稿の内容を豊富にするために、名所の高尾山へ観光したり、道端で積極的に人に話しかけたりしました。たくさんの情報を手に入れた上に、八王子の人たちの人情もしみじみ感じました。出場できるというメッセージが届いてから、私は先生にアクセントとイントネーションを指導していただきました。それから、大会でいろいろな国からの友達と気楽に話し合ったり、前から八王子に住んでいた人たちと交流したりしました。本当に楽しかったです。
賞を頂くことができ、応援してくださった先生と友達に心から感謝しています。



2009.12.24