外国語学部 遠山ゼミナール、マカオ観光局主催「旅行企画チャレンジ」事業に参加
外国語学部英語学科 英語ビジネスコミュニケーションコース 第8セメスター 牧野愛美、茂呂さより 第6セメスター 小澤一真、廖嘉惠 |
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| 「若者マカオ旅行企画チャレンジ」とは? |
私たち外国語学部英語学科遠山ゼミナールは、マカオ観光局が主催する「若者マカオ旅行企画チャレンジ」事業に参加しています。現在国際的な観光地として注目を集めているマカオには、シニア層や旅慣れた30〜40代の女性を中心に日本からの渡航者も年々増加しています。しかしマカオに限らず10代後半から20代前半の渡航者数は伸び悩んでいます。そこで、マカオ観光局は感受性豊かな若年層の渡航者拡大を目指し、「若者による若者のための旅行商品」を大学生目線で企画・販売する事業を今回初めて実施しました。
「若者マカオ旅行企画チャレンジ」は、企画から販売まですべての工程が学生主体で、観光局から全面的な資金提供を受け、旅行会社と共働して展開しています。2009年3月に事業実施が発表され、応募した日本全国の大学から6月には11団体が選抜されましたが、遠山ゼミナールもこのひとつに選ばれました。私たちは、旅行商品を作成するにあたってマカオ基礎研究、既存旅行商品調査、日本人若年層の海外旅行傾向の把握などをし、8月3日から4泊5日の現地調査を行いました。帰国後は、日本・マカオのそれぞれの旅行会社から商品企画のアドバイスを受け、11月には原案、12月にはパンフレットのデザインも出来上がりました。
| わたしたちのマカオ現地調査旅行 |
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2009年8月3日早朝、遠山教授とともに八王子を発ち、成田国際空港からキャセイパシフィック航空で香港国際空港に向かいました。香港からは、高速フェリーに乗り継ぎ無事マカオに到着しました。
翌日の午前中は、セナド広場を中心に世界遺産をたくさん巡りました。日本では見ることのできないような装飾が凝った教会にポルトガルの過去の繁栄を思い、「澳門博物館」では多種多様なマカオを展示物から学ぶことができました。午後は、マカオ北部に移動し、市場や屋台が軒を連ねる通りを歩きました。世界遺産が集中している中心部から雰囲気が一変して、中国色が濃く生活感が漂うマカオを感じ取ることができました。面積は狭いのに地域によって全く違う顔を持つマカオに強い驚きを抱きました。
3日目の午前中は、台風の直撃のため警報が発令され、残念ながら外出することができませんでした。しかし、午後からは警報が解除されたため、早速街に繰り出しました。ポルトガル語や中国語のきれいな装丁の書籍が並ぶ素敵な本屋さんに行ったり、マカオで最も高い所にある「ギア灯台」まで一生懸命登ったりと、2日目は短い時間の中で見学するばかりではなく、さまざまな体験ができ充実した1日となりました。
4日目は、マカオの海沿いを散策しました。世界一高いバンジージャンプがある「マカオタワー」では、目の前を実際に飛び降りていく人たちを見て興奮せずにはいられませんでした。その後は、海を渡ってコロアン島の有名ベーカリーで、とてもおいしい名物のエッグタルトを食べました。ライトアップされた夜の街並みは、昼間とはまた違いとても美しく、シャッターポイントがたくさんありました。このように、4日間を通してマカオ全地域を回ることができ、ハードではありましたが充実した日々を過ごすことができました。
| わたしたちのマカオおすすめポイント |
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●マカオ半島南西部から南東部(新口岸)へ
マカオ半島南西部は、古い南欧風の建物と中国風の建物が混在する地域をゆったりと散歩ができます。中心部などとは雰囲気も違い落ち着いたのんびりとしているという印象です。街中も海沿いも、海風の影響か、どこかゆったりとした空気感が漂い、まるで南ヨーロッパのようでした。建物も、西洋風の建物が多く別荘地のようですが、「西洋」と「中国」がお互いを邪魔することなく共存している感じです。海沿いには、ベンチが置かれており、ボーっと海を眺めるのも、デートスポットとしてもおすすめです。
南東部に向かって歩くと、「マカオタワー」、「フィッシャーマンズ・ワーフ」(右写真)などの新しい建物がある新開発地区に入ります。海辺をのんびりと散策を続けると、「海事博物館」や「芸術博物館」、各国料理のレストランに出会えるのも魅力です。「芸術博物館」の東洋美術品や現代アート、写真展など見ごたえがあります。「新しいマカオ」を感じるにはいい場所だと思います。
●マカオ半島中心部から北部へ
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☆セナド広場・福隆新街からギア灯台へ
広場は世界中からの多くの観光客で賑わってはいますが、西洋風の石造りの古い建造物が多いせいか落ち着きのある雰囲気です。建物だけでなく、すべてが美しく忘れられない風景です。そのセナド広場からちょっと路地に入っただけで、そこには活気のある「中国」が突然現れます。まさに文化のギャップが感じられるスポットです。
「ギア灯台」(右写真下)は、マカオ全体を見渡せる絶景ポイントです。そこから望む風景は、まさに歴史体験そのものです。古い灯台の建物は今も美しく、山道を登った後は達成感も手伝って、なおさら魅力的に映ります。山道の嫌な人にはロープウェイもあるので安心です。
☆澳門博物館からマカオ半島北部(紅街市&義字街)へ
この博物館は、1日中いても飽きないぐらい中身の濃い場所です。模型や映像が多く、広東語が分からなくても満喫できます。音声ガイドは日本語が聞けるところも。裏手には「モンテの砦」がありマカオを一望できます。じっくり時間をかけて見学したい場所です。どんな年代でも楽しめますが、マカオのことをわかりやすく伝えてくれる展示物が多数あるので、高校生・大学生にはうってつけの場所です。
マカオ半島北部は、強烈な「生のマカオ」を感じ取れる場所です。今の日本ではあまり感じたことのない人間のエネルギーが直に伝わってくる市場街です。欧米の観光客は日本の築地市場に感激しますが、その衝撃は比ではありません。何も買う必要はなく、たたただ歩いて「これが外国だ!!」と感じてほしいものです。
●タイパ島とコロアン島
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タイパ島は、西洋と東洋の街並み、商業地域と住宅街が共存し、独特な雰囲気を醸し出しています。昼と夜で雰囲気が変わるので、いつ訪れてもそれぞれの良さに出会えます。タイパ村内の「官也街」はフードストリートとしても有名で、多くの店舗が軒を連ねる場所。お土産店から地元住民・観光客でにぎわうレストランまで、いろんな店がひしめいています。特にポルトガル料理店はおすすめ。肩肘張らない雰囲気かつ手頃な値段で、味も抜群で言うことなし。「タイパハウスミュージアム」も良いですが、その場所から見る景色は忘れられません。
コロアン島は、「ロード・ストーズ・ベーカリー」のエッグタルトがとても美味しいです!これはマカオに行ったからには、ぜひ食してもらいたいもののひとつです。新開発地区とは違い、まだまだ手が加えられていない昔ながらの洗練されていないマカオを体感できるところが、逆に魅力的な場所です。
| エンジン全開!旅行プラン作成 |
マカオでの現地調査後、旅行プラン作成の前に、渡航前にそれぞれが抱いていたマカオに対するイメージや、プランに関する考えの変化を率直に話し合いました。その結果、「学びと遊びの両立」という当初からのコンセプトを基に、「海外旅行初心者向け」と、「上級者向け」の2種類の仮プランの作成に取りかかりました。
初心者向けプランは、マカオに点在する世界遺産巡りや、テーマパークでのショッピングなど「定番コース」を満喫してもらうものとし、上級者向けプランは、景色や街並みをキレイと思うだけでなく、そこから「生活の息吹」、一種のサブカルチャーを旅行者が自分なりに発見してもらうような「ディープなマカオを感じるツアー」としました。
その後、二つのプランの良いところを組み合わせた「6つのコースから自由に選べるマカオ3泊4日」というひとつのプランとして完成させました。これは、あくまで旅人が主役となるよう、あえて押しつけのスケジュールを決めず、多種多様なコースを取捨選択出来る「組み合わせ自由なプラン」です。そのため、事前に決めていたスケジュールから、旅行中に変更可能な柔軟性のあるプランとなっています。こうして、私たちのカラーが表れた納得のプランに仕上がりました。いわばマカオ料理で代表的なアフリカンチキンを食べながら、この料理が様々な国の文化が混じってできたものだと感じ取れる「学びと遊びの両立」プランです。
| 旅行者を惹きつけるディテールへのこだわり (キャッチコピー&パンフレットデザイン) |
プラン内容の決定後にとりかかったものは、旅行者を惹きつけるようなディテールです。つまり、キャッチコピーやデザインといったものです。プランにある、それぞれのコースがどういったものかを的確に表現する、キャッチコピーを生み出す作業には苦心しました。メンバーとの話し合いだけでなく、日常生活でも常にアンテナを張りめぐらして考えていました。些細なことから降って湧いたように良い言葉が生まれ、ピッタリの言葉をもぎ取ることができました。
この事業では旅行商品そのものだけではなくパンフレットの原案も自由に作成できました。私たちは既存のパンフレットにはない、アートのように文字は極力少なくし、ポスターや写真集のような「見て楽しい」ものを作りたいと考えました。さらにそれに現地で撮影した写真を多く用い、マカオの特徴である「東西共存」や「賑やかさと落ち着きの同居」を表現しました。
| いよいよ発売!わたしたちのマカオプラン |
現在、私たちの旅行商品は、他の10大学のプランと一緒に協力旅行会社であるエイチ・アイ・エスの流通網にていよいよ販売される段階になりました。また、マカオ観光局によるメディア等を介した事業プロモーションも実施される予定にもなっています。
これに先立ち、私たちの活動は既に『地球の歩き方』の増刊号『海外旅行トレンド2010〜今こんな「旅」がしてみたい!』(現在発売中)に見開き6ページで紹介されています。記事が完成するまでに数回のアンケート取材を受け、コメント、写真提供や旅行商品の内容説明などを行ってきました。
そして、私たちも商品企画者としてマカオ観光局の支援のもと、販売促進計画の活動に向けて動き始めています。学園都市である八王子の特徴を活かして、市内20の大学・短大・高専の学生を主な対象とした「マカオ卒業旅行」ポスターの作成と掲示を含むプロモーション活動を独自に行う予定です。その他に、遠山ゼミナールで参加中の八王子市「子ども体験塾」の「親子異文化体験教室」とのタイアップによる「海外旅行渡航先としてのマカオの魅力」を浸透させるイベントの開催も検討しています。
長い間取り組んできた努力が、ようやく2010年1月中旬には商品として形になります!私たちの企画した旅行商品が一人でも多くの方々の目に留まることを心から願っています。



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