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【トピックス】中国語スピーチコンテストで三連覇

左から松村さん、古澤さん、鈴木さん、菊島さん

 

5月23日(日)工学院大学アーバンテックホールで中華人民共和国駐日本国大使館が主催する「第9回『漢語橋』世界大学生中国語コンテスト東日本地区予選大会」が開催されました。杏林大学からは中国語・日本語学科3年生の鈴木由美さん、菊島麻里さん、古澤卓也さん、松村仁さんの4人が出場し、鈴木さんが第1位となりました。一昨年、昨年に続いて今年も本学の学生が第1位を獲得するなど健闘が光りました。

中国政府が主催する「漢語橋」世界大学生中国語コンテストは、中国語コンテストのオリンピックとも言われています。コンテストは、中国語による3分間のスピーチと中国に関する知識問題に対する口頭での回答、中国技芸の披露という3つの分野において競われます。そのため中国語や中国の文化に対する幅広い能力と知識が問われる、最も高いレベルのコンテストでもあります。

今大会には10大学から18人が参加しました。杏林大学から参加した4人のそれぞれの結果は、鈴木由美さんが第1位、菊島麻里さんが第3位。古澤卓也さんと松村仁さんは参加賞を獲得しました。1位の鈴木さんは7月初旬から8月初旬にかけて中国で開催される、「漢語橋」本選に日本代表として出場することになっています。

今回、本学から出場した学生たちは、過去の先輩の実績にプレッシャーを感じながらも、練習を重ねていく中で、日々上達する喜びを体験し、着実に力をつけていきました。本番を終えた後には、自らの足りないところを実感したり、他校の出場者のよいところを学ぶことができたようです。
参加した学生から大会に出場した感想と今後の学習への意気込みなどが寄せられましたので紹介します。


鈴木由美

漢語橋を終えて、私が思ったことや感じたことは、他の出場者たちのスピーチの内容と表現力に圧倒されたということです。それぞれの個性がきちんと出ていて、聞く側を引きつけるだけでなく、共感できるものばかりでした。同時に自分の課題もたくさん見つかりました。次のステップに向けて今日からまた頑張ります。


菊島麻里

今の気持ちは、素直にうれしいです。最初、原稿を考え始めた頃は、本当にやれるのだろうかという不安ばかりでした。結果ではなくその過程が大切だと言われ、当日にベストな状態で向かえられるよう、努力しました。身振り手振りを混ぜて行うスピーチは恥ずかしさとの戦いでしたが、その動作に自信を持って取り組むことで、文章自体に感情が入るようになりました。人前で話すことが苦手でしたが、大会に出場して少し克服できたような気がします。
大会に出場して、私はまだ聞き取る力が人より特に劣っていると感じました。感じたことを感じただけで終わらせないように、今後の課題として取り組んでいきたいと思います。最後の1週間は大変でしたが、スピーチコンテストに参加して良かったです。


古澤卓也

スピーチコンテストは非常に悔いの残る結果になってしまいました。スピーチはそこそこできたと思えたのですが、質疑応答が勉強不足でした。歌に関しても情報不足でした。
この結果では満足できないので、可能であれば来年も参加したいと思います。そのときはスピーチはもちろんのこと、質疑応答や実技披露の面でも全力を尽くし、今回のような参加賞ではなく、しっかりとした結果を残せるようにしたいと思います。


松村 仁

漢語橋を終えて、一番に感じたのが全力を出し切れていなかった所だと思いました。他校の人達はみな、言葉が流暢に出ていて、緊張している様子もあまり感じられませんでした。それに実技披露はかなり練習していたようで、会場全体を巻き込んでいる感じがしました。
私は緊張のあまり、スピーチのセリフを忘れてしまい、時間もオーバーしてしまいました。歌は練習不足でした。今回の結果を受けて、もっともっと中国語の勉強を頑張っていこうという気持ちになりました。

2010.6.1