【トピックス】宮下町会のみなさんと杏ジャム作りで交流
キャンパスで収穫した杏を使い、学生が地域の方々と杏ジャムを作り交流を深める催しが6月19日(土)八王子キャンパスで開かれました。
杏林大学には大学名の由来ともなったあんずの木が三鷹と八王子両キャンパスに数多く植えられていて、6月中旬から下旬にかけて収穫の時期を迎えます。
今回のイベントには、3年前からジャム作りをとおして地域の方々との交流を深め、宮下町会の祭りにも参加するようになった学生サークル「杏コミュニティーズ」のメンバーを中心に、学園祭実行委員など学生21人と、宮下町会の方々15人が参加して、午前10時から学生食堂でジャム作りを開始しました。
収穫したあんずの実は60キログラムほどで、学生は町会の方々に教えていただきながら、洗って水気を切ったあんずを半分に切って種をとるなどの準備にかかりました。このあとあんずは3つの鍋に分けてグラニュー糖をまぶし、しばらく置いたあと、大きなしゃもじで焦げつかないよう混ぜながら弱火で煮詰めていきました。時々あくをとり、最後に発色と、味を調えるためにレモン汁を入れて、杏ジャムが完成しました。
お待ちかねの試食は学生と町会の方々が3つのテーブルに分かれて、パンやクラッカーにできたての杏ジャムをつけてみんなで味わいました。
テーブルを囲みながら、学生たちは町会の方々から地元の話を伺ったり、自分たちの学生生活や普段の食生活についての話をするなど、さまざまな話題が持ち上がっていました。学生にとっては毎日過ごしているキャンパスやその周辺の事情について再発見する機会にもなったようでした。
八王子キャンパスは、1968年に校地としての整備が始まりました。先代の理事長は当時、さまざまな面でお世話になった地元の方々に、お礼として杏の苗木をお分けしたそうです。そのお一人が今回のジャム作りに参加されていて、当時のあんずは庭先で元気に育っていることを話してくださいました。これからも宮下町会の方々はじめ多くの地元の方々とのつながりや交流を育んでいきたいと思っています。
なお、この様子は7月8日(木)午前11時5分から放送のNHK番組「こんにちは いっと6けん」で地域と大学をテーマにしたコーナーで紹介される予定です。
参加した学生たちの感想
・宮下町会の方々と4時間ほどかけて楽しく杏ジャム作りをすることができました。町会の方は気さくな方ばかりでいろいろな話を聞かせていただいたり、聞いていただいたりしました。10月の学園祭にはぜひ足を運んでいただきたいと思いました。
・地域の方と話をするのは大学に入って初めての経験でした。こんなにおいしいジャムができるとは思ってもいませんでした。
・今回で3回目の参加で、今までで一番おいしいジャムができました。町会のお祭にも参加させてもらったりしていますが、4年生なので今年が最後と思うととてもさみしいです。
・毎回参加しているので町会の方は顔を覚えてくださっていて、今回は初めからいろいろなお話をすることができました。
・ゼミでキャンパス近隣を流れる谷地川を調べていることを町会の方に話したところ、興味をもってくださいました。