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【トピックス】 英語学科生が高等学校で授業見学

外国語学部英語学科英語教育コースでは、教職課程科目を設置し、卒業後中学校や高等学校の英語教諭として活躍する人材を育成しています。また、平成23年度より小学校での英語教育が必修化されることに伴い、小学校英語指導者認定協議会が認める、小学校英語指導者資格を取得するための授業も開講しています。

9月14日、「英語科教育法」を履修する14名の学生を岩本和良准教授、倉林秀男准教授が引率し、埼玉県立和光国際高等学校(石川孝雄校長)で英語科目の授業参観を実施しました。和光国際高等学校は、2004年度に文部科学省の「スーパーイングリッシュランゲージハイスクール(SELHi)」に指定され、先進的な英語教育を研究、実施されてきた高校です。

今回の授業参観は、普通科1年生の「英語I」(50分)、外国語科1年生の「総合英語」(50分)、外国語科2年生の「異文化理解」(90分)の3つの授業参観をさせていただきました。参観した全ての授業で、先生方の工夫が随所に見られ、その一つ一つの工夫が、生徒の理解と直結するように授業が組み立てられていました。参観した学生たちは、先生方の指導方法や手順、教材や教具の効果的な活用法などを学び取ったようです。
授業参観後、同校の山崎勝教諭との質疑応答の時間を設けていただきました。質疑応答では、多読教材の利用方法、教材研究の仕方、生徒のモチベーションの高め方、英語で授業をするときの留意点、テストの作成など多くの質問に対して、具体的かつ丁寧に答えてくださいました。
また、英語教師として「向上心」、「創造力」が重要であるということを、山崎教諭の経験をもとにお話いただきました。大学で教職課程を理論として学ぶことも大切ですが、「百聞は一見に如かず」、実際の授業を見学することで、理論がどのように授業現場で応用されているのかを知ることができました。
この授業参観を通して、学生たちは「英語を教える」ことの難しさと楽しさを実感したようです。秋学期の「英語科教育法」の授業では、今回の授業参観を通して得たことを自ら実践できるよう、模擬授業を繰り返し行っていきます。

英語学科准教授 倉林秀男

2010.9.16