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学生塾 大川先生を迎えて

去る1月9日今年度最後の学生塾が開講されました。テーマは「消費税8%になる前に」。今年2014年 8%に上がることが決まった消費税であり、前回の引き上げから実に17年が経つわけですが、そもそも消費税がなぜできたのか。なぜ増税が必要なのかを金融に詳しい総合政策学部教授の大川先生にお話しいただきました。テスト期間が近いということもありましたが、教職員含めて15名の方が参加してくれました。
講座の内容を簡単に説明するとそもそも消費税ができたのは今から20年以上前の1989年 当初は3%で導入されました。導入された背景としては、当時 高齢化社会が加速化し、現役世代の減少による所得税の歳入の減少が理由のひとつです。消費税は子供からお年寄りまで幅広い世代に負担が及ぶことから 社会保障を受ける高齢者も負担するという点で平等であり、また税率が一定であることからも分かりやすいのも消費税の優れた点といえます。けれども 税率が平等であるがゆえの不平等も発生するのです。 消費税は商品を買うとかならず含まれるものですから、貧困者も富裕者も払うことには変わりないのですが、貧困者ほどその負担割合が増えてしまうのです。この現象を「逆進性」と呼びます
この「逆進性」を緩和するため 欧米では貧困者も必ず消費する生活必需品等に低い税率をかける「軽減税率」が導入されていますが、何を軽減税率の対象とするかの線引きが難しく、過去には裁判まで起きているのが現状です。
「消費増税にあたって私たちができることはあるか」という質問もありましたが、現状私たちにできるのは増税前に買いだめをするなどの防護策くらいだそうです。
なぜ増税が必必要なのか いうまでもなく日本の財政赤字を立て直すためです 最新のデータでは日本の借金は1143兆円に達しました。これは国民ひとり当たり900万の借金をしている計算になります。この借金を返すためには歳入を増やすしかなくそのための増税なのです。 今回の増税による歳入の増加は5兆円程度と予想されており、借金返済にはほど遠いのが現状で 今後さらなる増税が予想されます。
先生は最後に伝授してくれたことは「私たちがすべきことは税が適正に使われているかを自身の目で監視することでした。そのためにも選挙に行って税を適正に使う政治家を選ぶことが重要です。
最後になりましたが、今回の講座では私自身消費税に関して より理解関心が深まったように感じたと同時に、税が適正に使われているかをテレビや新聞 ネットを通じて監視することが今できる最善策であることもわかりました。

この場を借りて 大川先生にお礼を申し上げます
 

総合政策学部 総合政策学科 3年 石崎 巧祐

2014.2.4 学生支援課

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