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第41回Academia 外国語学部公開研究会 実施報告

第41回Academia 外国語学部公開研究会 実施報告
第41回アカデミア(2010年11月24日(水)於E106教室)
イギリス公使館の日本語学習・日本研究

楠家 重敏                               

発表要旨
 本発表は1858年の日英修好通商条約の調印の日から1872年の日本アジア協会の創立までの間に、イギリス公使館の外交官が日本語をいかに学習し、高度なレベルの日本研究を行うまでになったプロセスを追跡したものである。
 日英修好通商条約の21条には調印の日から5年後に外交用語を英語にすることが書いてあった。ただし、それまでは日本語、オランダ語、英語が併用された。日本人は蘭学から英学への転換を余儀なくされた。イギリス公使館の外交官は当初オランダ語に精通していることが必要だった。このわずらわしい交渉形態を断ち切るために、イギリス外交官は日本語を学びはじめた。その成果が現れ始める。約束の年より2年遅れた1865年に日本語の難解な文書をイギリス外交官は解読し、これを英訳するシステムを完成させた。イギリス議会への報告書、横浜の英字新聞への英訳、日本アジア協会への日本研究など彼らはめきめき実力をつけていった。