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中国語学科スタート ビジネス人材育成に新機軸

ビジネス人材育成に新機軸

杏林大学では今年4月から外国語学部に中国語学科が新設され、スタートする。同大学ではこれまでも中国語履修クラスがあったが、学科として独立した。新1年生の人数は35人。
同大学の塚本慶一教授は「中国語をビジネスの中で使いこなせる人材を育てたい」と熱く語る。杏林大学の中国語学科は他の大学と違い、「通訳養成」を明確な目標に掲げている。
もう一つの特色はこの学科は英語も必修となっており、学生は中英2カ国語を同時進行で身につけることができる。グローバル化が進む現在、二つのメジャーな言語をマスターできることは、学生にとって貴重な財産となる。対中経済事業に取り組んでいる企業にとっても極めて有用な人材が育つ機関として注目に値する。
中国語学科には初学者のための「ゼロスタートプログラム」と高校で中国語を学んだ学生や中国語圏からの帰国子女及び在日の中国系子女を対象とした「既習者クラス」がある。前者では2年目に中国への留学も推奨し、4年間で驚くような進歩が可能だ。後者は2年目から通訳翻訳関連科目の履修を開始する。
さらに杏林大学独特の試みは中国の提携大学日本語学科からの編入生との合同授業である。3年次から実施され、中国語を学ぶ日本人学生と日本語を学ぶ中国人留学生とが一緒に授業を受け、発音や表現力などを厳しくチェックしながら学んでいく。非常に実践的であり、かつ日中の青年同士の相互理解が深まる。
学部卒業生は大学院に進むこともできる。塚本教授の尽力により大学院に「日中通訳翻訳研究コース」が2009年4月から設けられている。日本で唯一の日中同時通訳プログラムが用意されており、本格的プロを目指す実践的研究を実施している。

(国際貿易 2011年3月29日 第1928号に掲載)