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中国語スピーチコンテストで2名が三位入賞

中華人民共和国駐日本国大使館主催の「第10回『漢語橋』世界大学生中国語コンテスト東日本地区予選大会」が6月12日(日)工学院大学アーバンテックホールで開催されました。杏林大学からは中国語・日本語学科3年生の大石明日香さん、4年生の久住尚平さん、相内和広さんの3人が出場し、大石さん、久住さんが第3位を獲得しました。

中国政府が主催する「漢語橋」世界大学生中国語コンテストでは、中国語による3分間のスピーチと中国関連の知識に対する質問、中国に関連したパフォーマンスの披露という3つの分野において競われ、中国語および中国の文化に対する幅広い能力と知識が問われる高いレベルのコンテストです。

今大会には11 大学から19人が参加しました。予選の審査を通過して出場した杏林大学の3名のそれぞれの結果は、大石明日香さん、久住尚平さんが第3位、相内和広さんが参加賞を獲得しました。3人には主催者である中国大使館から賞状と記念品が授与されました。

本大会には、塚本慶一先生をはじめとした中国語学科の先生方、中国からの留学生も多数応援に駆けつけ盛んな声援を送るなど、出場した11校の応援チームの中でひときわ際立った応援団となり、杏林大學の団結力を示すことができました。

本学から出場した学生たちは、大会当日が近づくにつれて、日々実力も上がり、立派な成績をおさめることができました。本番を終えた後には、自らの足りないところを実感したり、他校の出場者とも積極的に交流しながら、今後の更なる発展に向けたくさんの事を学ぶことができたようです。参加した学生から大会に出場した率直な感想と今後の学習への意気込みなどが寄せられましたので紹介します。

<3年 大石明日香さん>
漢語橋を終えて

 大学から中国語を勉強し始めたわたしにとってこのスピーチコンテストは今までの成果を見せる場としてだけでなく、仲間のレベルを知ることができる場としてとてもいい経験になりました。参加して思ったことは、どんなに厳しい状況に置かれても、周りを納得させる力を身につけなければいけないということ。準備を重ね、自分の思う最高のパフォーマンスをしても相手の「心」に響かせ、つかむことができなければそれは結果には繋がらないということ。
 3位入賞という結果で悔しくて悔しく涙があふれてきました。中国語を通してこんなに悔しいと思ったことは今までありません。力は出し切ったし、やりきったはずなのに…。この悔しさはこれから先、ずっと忘れないでしょう。悔し涙が最高の笑顔に変わるその日まで、そう思うことができた今日この日から、また新たに気持ちを切り替えてスタートしたいと思います。
 この大会を通じて先生方の熱いご指導、留学生との交流、家族・友人の支え、本当に多くの人から私は見守られていること、幸せな環境にいることを再認識できました。これは私の自慢であり、誇りです。

<4年 久住尚平さん>

漢語橋の感想
 初めての中国語コンテストでとても新鮮に感じました。自分以外にもこんなに多くの人が中国語を真剣に学んでいるのだなという、少し嬉しいような親近感に近い感じと競争相手だという敵対感の混じり合ったとても不思議な感情が出てきました。
 結果は正直に言うととても悔しいです。皆には「全然だめだよ」や「期待しないで」など言いつつも密かに自分では発音では勝ってる、スピーチ面では勝ってると思っていた分結果発表の時はとても悔しかったです。ただ、1からスタートの人たちがここまでできるんだという鬼気迫るものも感じました。それと他の参加者のパフォーマンス力は確かにその差を優に上回るほど凄いものでした。
 パフォーマンスを考えるとき、俺は中国語関係の技術は何も学んだことがない。そこで負けるのは仕方ない。そうずっと思っていました。しかし懇親会の時、他の参加者達と話した時皆ほとんど、1,2カ月で漢語橋出場すると決めた後に必死で学んだというのがほとんどで驚きました。付け焼刃の少林寺拳法、踊り、カンフーなどでもあそこまでできるんだなと思いました。漢語橋に懸ける思いが違う気がしました。
 それでもやはり結果としてはとても面白かったです。他の大学の中国語を学んでる人の中国語スピーチを聞き、中国文化に思い入れる力、その人たちと知り合える喜びは独特なものであり、こういう場でしか味わえない雰囲気がありました。

<4年 相内和広さん>
漢語橋感想文

 今回、自分がいい成績を残せなかったこと、また後輩にいいところを見せることができなくて残念です。
 今回の大会に参加してわかったことは、大会で自分に求められているのは自分が中国文化に触れ、それによる体験を素直で直接な言葉で表現することだったと感じました。それなのに自分はできるだけ自分は中国人と変わらないだとアピールして作文のような曲がりくどい内容にしてしまったと思います。つまり中国人向けの大会として認識し準備して臨んでしまったのです。いくら発音がよくても、中国語だけがうまくてもそれが勝つ絶対的要因にはならないと思いました。
自分が準備したものを完璧にやり遂げたと思いましたが、結果として参加賞なので、やはり自分の準備した内容に問題あったのだとおもいます。いい結果が出せなかったのは残念ですが、この大会で大変良いものを経験させて頂きました。これから更に上を目指してこの結果を踏み台にして、次のステップに向かって行きたいと思います。
 今回の出場に当たり、忙しい中、時間を割いてご指導頂いた先生方に対し、心より感謝申し上げますとともに、この経験を今後後輩たちにも伝えてゆきたいと思います。ありがとうございました。