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2012年6月27日 教育実習報告会を開催しました

 次年度教育実習を予定している八王子3学部の3年生を対象とした「教育実習Ⅰ」の授業で、6月までに教育実習を終えた4年生5名を招き、教育実習報告会を開催しました。
 英語学科で報告をしてくれたのは、荒井敏博君と千葉菜穂子さんの2名。報告の概要は次のとおりです。

【荒井敏博君の報告】
 私は、母校である私立の男子校で、3週間教育実習をさせていただきました。初めの1週間は中学校、後の2週間は高校での実習でした。
 中学校では、主にホームルームの運営と授業見学を行いました。ホームルームでは1年生を担当させていただいたのですが、「自分が中学生だった頃って、こんなに落ち着きがなかったっけ?」と感じるほどで、そういう生徒たちに伝達事項を把握させるのがどれだけ大変なことか、身をもって感じました。
 また授業見学は、それぞれのクラスの雰囲気をつかむために、英語だけでなく様々な教科で行いました。このさいに感じたのは、「生徒は授業によって態度が変わる」ということです。たとえば、数学に苦手意識を持っていて発言しないような生徒でも、英語の時間は誰よりも大きな声で音読していた、といった具合です。教科の好き嫌いは誰にでもあることですが、私自身は大学に入ってからほぼ英語にしか触れていないため、そういった感覚が懐かしくもあり、同時に生徒指導の点から重要なものだと再確認することができました。
 さらに、中学1年生の最後の授業は、指導の先生のはからいで私が担当させていただきました。この時初めて本当の生徒を前に授業をしたのですが、驚くほど授業が進まないことに気付かされました。というのも、大学での模擬授業では生徒役が大学生であり、もちろん静かに聞くのですが、実際の授業では生徒たちは静かに聞いてくれるわけではなく、授業の3〜4割ほどが注意の時間に充てられてしまったからです。こういった生徒の反応を計算した上で授業計画を立てるということは、大学では学べない貴重な体験でした。
 高校では、主にホームルームの運営と授業実習を行いました。ホームルームは3年生を担当させていただきました。中学生に比べると集中力がありますが、それでも3分間黙ったまま人の話を聞くということが難しい生徒もいました。そういった生徒もいるなかで必要なことを話すというのは、本当に体力や気力を使うことだと感じました。
 授業実習は、1週目に11時間、2週目に13時間を担当させていただきました。高校での2週間は、予習の毎日でした。生徒の目線に立ってみて、どこが訳せないか、どの文法が分からないか、またどう説明すれば理解できるかなどを研究するのですが、これが非常に大変でした。私の場合、1回の授業(50分)のために、教材研究を2時間ほど行ったので、毎日寝る時間がほとんどありませんでした。特に1年生の場合、英文法の知識がまだ不十分なので、「どこまでは習っていて、どこからが新出事項なのか」ということを頭に入れて計画を立てたり授業を行ったりしなければならなかったので、いっそう大変でした。
 以上の私の経験が、後輩の皆さんの教育実習に少しでも役立ってくれれば何よりだと思います。


【千葉菜穂子さんの報告】
 私は母校である秋田県の中学校へ、3週間教育実習に行きました。教科指導は3学年全てを担当させていただき、その他の教科を含めた担当学級は2年生でした。
今回の実習で私が後輩の皆さんに最も伝えたいと思ったのは、「教師と生徒の関係は人と人との関係だということを忘れてはならない」ということです。これは私の担当した学級の先生の言葉ですが、教科指導でも生徒指導でも、そのことを実感しました。
 教科指導については、実習前は「どのように分かりやすく説明したらよいか」ということを中心に授業の内容を考えていました。しかし、実際に授業をしてみて、「生徒が主体的に行動する時間をどれだけつくれるか」に焦点を置くようになりました。ただ説明を聞くだけのときよりも、生徒たちが学んだ事を活用する時間が多いほうが、生徒たちの集中力が持続したからです。教師が一方的に教えるのではなく、生徒たちに気付かせるための発問をする必要があるということを学びました。
 生徒たちとコミュニケーションを取るためには、生徒たちがどのような個性を持っているかを知る必要があります。そのためには、担当教科だけでなく他教科の観察や部活動の見学もするべきだと思います。私は一度、道徳の授業を担当させていただきましたが、普段あまり発言しない生徒が三度も手を挙げたことに驚きました。また、勉強が得意でなくとも、部活動では主要メンバーになっていたりと、生徒にはそれぞれの良さがあると改めて感じました。
 生徒たちをよく見ることに加えて、自分自身の話をすることも大切です。私は生徒たちの提出する連絡ノートにコメントもさせてもらっていました。生徒たちも、突然やってきた教育実習生とどのように関わったらよいか戸惑っているものです。そうしたときに自分自身の話をすると、共通点も出てきて、生徒たちの興味関心を湧かせることができます。
 最後になりましたが、実習をさせていただいた学校の先生方、生徒の皆さんには本当に感謝しています。とても温かく迎えていただき、素晴らしい体験をすることができました。ありがとうございました。

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