7月18日(水)、英語学科では1年次必修科目の「基礎演習」に、学生生活や就職活動に関する多くの著作がある石渡嶺司氏をお招きし、特別講義を実施していただきました。
2012年度春学期「基礎演習」では、石渡氏の『大学の思い出は就活です(苦笑)』(筑摩新書)を科目の共通テキストと定めました。「基礎演習」は、約30名が1クラスで、学生が大学で初めて学ぶに際ししばしば直面する問題の解決について、抽象論から具体的なノウハウに至るまでを学ぶ科目です。このテキストを通じて学生たちは「自己認識」を養い、大学での学びの意義を考えつつ将来の目標を明確に定めるとともに、文章表現力を実践的に養うための授業を受講してきました。
テキストの著者である石渡氏は今回の講義で、有意義な大学生活を過ごすために必要な物事の捉え方について、豊富な具体例を通して、学生たちに語りかけてくださいました。特に、ビジネス交渉で用いるバトナ(Best Alternative to a Negotiated Agreement)という考え方は重要で、これを普段の学生生活に導入することが、有意義に学生生活を送るためだけでなく、将来の就職活動にも役立つだろうというお話でした。
英語学科では、今後も大学生活を通じて学生たちが大きく飛躍するために、様々な支援を行っていく予定です。