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ロサンゼルス海外研修報告

 総合政策学部では、本年3月13日から3月27日までの2週間、ロサンゼルスでの海外研修を実施しました。これまで、ウィスコンシン州での海外研修を行ってきましたが、今回、初めてのロサンゼルス研修でした。参加したのは15名の学生で、多くは1年生でした。学生たちは全員がホームステイとなり、ロサンゼルスへ到着後、さっそくホストファミリーと一緒に滞在先へと向かいました。
 翌日からは、朝8時からお昼まで、まさに「英語漬け」になりました。最初は授業についていくのも大変だったようですが、ゲームをしたり、スポーツをしたりと、いつもとは違う授業スタイルにすっかり慣れて、最後には自信もついたようです。語学クラスに

は、日本の高校生やタイからきた小学生たちも混じっており、互いに刺激を受けていました。
 午後は観光、ショッピング、スポーツなど、さまざまなアクティビティがとり入れられました。ダウンタウンでの買い物、ハリウッド見学、そして週末はディズニーランドで1日を過ごしました。日系人の高齢者施設にも訪問しましたが、遠く日本を離れて暮らす方々と接し、改めて日本の素晴らしさや、日本人としての誇りを感じ取ったようでした。
 最初は不安で一杯の学生たちでしたが、帰国前には、まだ帰りたくない、またいつか、ロサンゼルスに来たいと話していました。引率者としても、今回の海外研修が成功だったのではないかと感じました。彼らの経験が、さらに大きく発展していくことを願うばかりです。

                                 総合政策学部・講師 木暮健太郎


ロサンゼルス海外研修に参加して

総合政策学部 企業経営学科 2年 黒木彩花

 私は初め、ロサンゼルス海外研修へ行くことには消極的だった。本当にこれだけのお金を出して行くだけの価値があるのか、という不安があったのだ。しかし今では、参加して良かったと心から思う。それほど充実した2週間だった。
 アメリカに着き、初めに驚いたのは広い道路、広大な土地だった。家も大きく、周りには広い庭があり、日本とはまったく違う風景が広がっていた。

         修了式にて

         修了式にて

 授業では、私のクラスの場合英語で簡単な議論をすることが多く、英語を聞きとるだけでなく話さなければならないことが多かった。言いたいことをなかなか伝えられず、自分の語彙力の無さを痛感した。また、同時期に研修に来ていたタイの留学生も同じクラスで授業を受けていて、友達もできた。もちろん共通語は英語なので、さらに英語の大切さを知った。さらに私は、タイの留学生の英語力に驚かされた。タイでは小学校から英語を学ぶのだという。語彙の数も多く、英語を積極的に話していた。私も頑張らなければ、と良い刺激をもらうとともに、日本ももっと英語の教育などに力を入れてグローバル化しなければ、他国に後れを取るのではないかと危機感を持った。
 授業後の課外活動は本当に楽しかった。案内してくださったFLSのスタッフの方はみな、とてもフレンドリーだった。私達に積極的に話しかけてくださったことで、英語でコミュニケーションを取るのが楽しくなった。間違った英語を使うことを恐れるよりも、とにかく伝えたいという気持ちになった。大学内でのテニスやバトミントンなどのアクティビティーでは、一緒に汗を流して楽しむことでスタッフの方や仲間との距離が一気に縮まったように感じた。ショッピングに行くことも多かったのだが、その時には店員さんにおすすめの商品を聞いたり、トイレの場所を聞いたりと何度か会話をする場面があった。その程度の会話なら何とかできたので、少し自信になった。ただ、一度だけ「タオル」の発音がなかなか伝わらない時があり、発音をもっと勉強しなくてはと思った。
 大学での活動が終わるとホストファミリーと過ごすことになるのだが、私は自分から話すことがほとんどできなかった。パーティーなどにも一緒に参加したのだが、自分だけ取り残されている感じだった。周りの話すペースについていけず、思ったように話せない自分がもどかしかった。ホームステイ先では、英語で会話ができるようになりたい、身につけたいと強く思うようになった。
 今回のロサンゼルス海外研修では、英語の学習への意欲がさらに湧いたのとともに、私の中ですごく変わったことがある。それは、またアメリカへ行きたい、もっと色んな国へ行ってみたいと思うようになったことだ。今まで海外へ行くことには高い壁があるように感じていた。しかし今回日本とは違う風景や言葉、食べ物などに触れることで、どんどん興味が湧いてきたのだ。この研修は2週間という限られた期間なので、その国を知るにはあまりにも短かったが、もっと世界を知りたい、様々な言語を習得したい、という意思が芽生え、今後世界へ踏み出していくための大きな一歩となった。