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【ご報告】コンケン研修 その2

タイ国コンケン県にあるコンケン病院(Khon Kaen Regional Hospital)とコンケン大学薬学部の協力で、3月19日から23日まで、国際医療協力専攻の学生が、HIV感染者のケアや必須医薬品のマネージメントに関して研修する機会を得ました。以下では、参加した学生に研修の概要などを紹介してもらいました。

3月20日(第2日目)

 初日は機中泊だったので、昨夜は熟睡して爽やかな朝を迎えました。今日からは医薬品の供給と管理に関する施設訪問のスタートです。コンケン大学薬学部のViboon先生に引率していただき、コンケン県の衛生局(Khon Kaen Provincial Health Office)にある健康保護課(Customer health protection division)、ナンポン地域病院(Namphong Community Hospital)、 そしてナンポン郡の保タークラスーム保健センター(Takurasuem Subdistrict Health Promoting Hospital)を訪れました。
 コンケン県の衛生局は同県民を対象とした公衆衛生行政を担当しています。その中で健康保護課は、県内の保健省立病院における医薬品の調達や管理、民間病院・診療所・薬局の登録などを行っています。ここでは、タイの医療保険制度や医療機関で使用する医薬品の購入方法、品質管理そして在庫管理の状況を説明していただきました。保健省立病院の医薬品の購入方法は、タイ国営製薬公社(Government Pharmaceutical Organization)からの購入、共同購入、各病院独自の購入の3つがあります。共同購入とは、タイの必須医薬品リスト(Essential Drug List)に掲載されている医薬品のうち、県内の保健省立病院による使用量が多いものを製薬会社から共同で購入するという仕組みで、市場価格よりも10〜40%安くそれらの医薬品を購入できているそうです。医薬品購入のシステムが確立されているタイにおいては、各医療機関が充分な医薬品の在庫を持てることもあり、多くの発展途上国に見られるようなout of stock(患者さんに投与すべき医薬品が病院にない)という問題は通常は発生しないということでしたが、訪問したナンポン地域病院では、昨年の洪水が原因で高い割合での在庫不足が発生した医薬品もあったようです。幸い代替の医薬品が患者さんには処方され、問題はなかったということで安心しました。
 タイの保健センターは、地域病院から医薬品を調達しています。保健センターには薬剤師が常駐していません。そのため、訪問したタークラスーム保健センターでは看護師が医薬品の管理を行っていました。医薬品保管庫はきちんと整頓されていましたが、保管庫の温度が高くなってしまうという点が気になりました。但し、低温保存が必要な医薬品については、冷蔵庫で保管され、温度管理もされていました。在庫管理についても医薬品の保管期間など決められたルールを守る責任感が感じられました。


           国際協力研究科国際医療協力専攻 溝口 敦子

コンケン県衛生局にて

コンケン県衛生局にて

保健センターの医薬品保管庫

保健センターの医薬品保管庫

タークラスーム保健センターにて

タークラスーム保健センターにて

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