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2014年度の国際協力研究科国際開発講演会開催結果について

 一昨年度のブルース・ミラー駐日オーストラリア大使講演会(三鷹校舎)、昨年度の知原信良国際協力研究科・総合政策学部教授講演会(八王子校舎)に引き続き、今年度も2014年11月13日(木)に八王子校舎D棟417教室において、国際開発講演会が開催されました。
 講師は本学の国際協力研究科・総合政策学部教授、馬田啓一先生で、テーマは「妥結か漂流か、正念場のTPP交渉と日本の対応」でした。
 講演の概要はTPP交渉の背景と問題点、TPPをめぐる米中の角逐、新通商秩序と日本の役割などでした。   
 馬田教授は、①アメリカの東アジア戦略とメガFTAの世界的潮流、②TPP(環太平洋パートナーシップ)による中国包囲網を強めるアメリカと、RCEP(東アジア地域包括的経済連携)による東アジア地域主義をめざす中国との角逐、③アベノミクスの成長戦略実現や通商面での米中の架け橋、などの論点に関しわかりやすく説明されました。
 WTOなどの国際貿易交渉が大統領選によりしばしば中断された歴史を鑑みても、2015年中にはTPPの結論が得られなければアジアの自由化は頓挫しかねません。馬田先生のお話は喫緊の諸問題を含む講演内容であり、研究科教授、大学院生、及び当大学院進学を希望する学生を含めて、活発な議論が交わされました。                 
                                国際協力研究科 小野田欣也

講演会の様子1

講演会の様子1

講演会の様子2

講演会の様子2

講演会の様子3

講演会の様子3