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大学院生が「ことわざフォーラム2020」で研究発表

 山田奎裕氏(国際協力研究科グローバル・コミュニケーション専攻前期博士課程1年)が、2020年12月12日(土)、杏林大学井の頭キャンパスで開催された「ことわざフォーラム2020」(ことわざ学会主催)にて「オクシモロン的ことわざに関する考察」と題して研究発表を行いました。
 今フォーラムは、オンラインでも同時配信されたことから、日本のみならず海外からの参加もあり、活発な質疑応答が行われました。
 山田氏は、「損して得取れ」「急がば回れ」「負けるが勝ち」といったオクシモロン的なことわざが実際の言語使用においてどのような談話的機能を託されているかというテーマで発表・議論を行いました。オクシモロン(対義結合)とは、例えば「遠くて近い国」「冷たい炎」「生きた化石」といった表現に見られるように、「論理的な不整合、もしくは相反する意味の語句が融合し、新たな表現効果を生成するレトリック的な言語現象」のことを言います。
 今回が学会発表デビューとなった山田氏は、今後オクシモロンをテーマに修士論文を執筆する予定です。フロアから寄せられた貴重なコメント・ご指摘は、修士論文にも大いに活かされると思います。