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臨床検査技術学科卒業生で大学院博士前期課程に在籍する浅野妃南さんの研究が国際誌に掲載されました

 保健学部臨床検査技術学科卒業生で大学院保健学研究科博士前期課程に在籍する浅野妃南さん(指導教員:石井 さなえ 准教授)が筆頭著者となる「Infiltration of peripheral immune cells into the olfactory bulb in a mouse model of acute nasal inflammation」と言うタイトルの論文が神経免疫学の専門誌であるJournal of Neuroimmunology誌に掲載されました。
 通常、脳には血球系の細胞は存在しませんが、本研究では、鼻腔炎症の急性期に、多種類の血球系細胞が一過性に脳に浸潤するということを、時空間的に明らかにしました。
 浅野さんは「鼻腔炎症が慢性的に続くと、うつ病や不安障害などの精神疾患のリスクが高まることから、本研究の成果は、その最初期のメカニズム解明に繋がり、将来的には精神疾患の予防や治療へと応用ができると期待しています。毎回予想の斜め上をいく実験結果から考察して次の実験へと繋げていき、期待で胸を膨らませた毎日で、色々なことにチャレンジしながら学習を深め、技術を習得し、とても充実した大学院生活でした。日々進めてきた研究の成果が、将来の医療の発展に少しでも貢献できればとても嬉しいです。」と、述べています。

論文掲載URL
https://doi.org/10.1016/j.jneuroim.2022.577897