医学部1年生が地域の現場から学ぶ必修科目「地域と大学」の学習発表会を10月28日(金)大学院講堂で行いました。
医学部の「地域と大学」は、本学が平成25年度文部科学省「地(知)の拠点整備事業」(COC事業)に採択されたのを受けて、平成20年度より行われていたグループプロジェクトの発展形として、必修科目「医療科学A」の一部として始まりました。
学生たちは、本年4月と5月に各方面の専門分野の方を招聘して行われた4学部合同の「地域と大学」の授業を経て、6月からは担当教員の指導のもと「三鷹市の医療と福祉」をテーマに掲げ、三鷹市役所や三鷹医師会の協力を得てグループ別の研究発表にむけてフィールドワークを医療・福祉の現場で展開してきました。
共通テーマである「三鷹市の医療と福祉」について、各グループが自ら設定した課題に対し、街に出てその課題に関連する仕事に携わっている方達に直接お話をお伺いし、地域から学ぶという実践学習を体験することで、社会が医師・医療従事者に望んでいることを実感してもらうのもこの科目のねらいのひとつです。参加した学生からは、「入学して不安もあった時期に、グループワークで多くの人と係ることで友人を作ることが出来たり、将来の道への実感がわいてきました」「実社会の中で人とのコミュニケーションを図ることの大切さを学び、視野を広めることができました」「医療以外の情報も得ることができて、知識の広がりを感じられました」「協働して何かを創り上げることの重要性を感じました」「これから医療の現場で働く時に必要な、人との関わりを学ぶ事ができました」などの感想や意見が得られました。 地域交流課 2016.10.28