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オックスフォード研修報告 3/3(月)〜3/9(日)

3月3日(月)
 いよいよ授業初日です。時間割は、午前中はJesus Collegeで9時から10時までTheme Lessons、10時15分から11時15分までPractical English、11時30分から12時30分までがDebating & Discussionで、午後はCIEで16時から17までセミプライベートレッスンとなっています。
 Theme Lessonsではオックスフォードやイギリスについて知識を深めるような内容を扱い、Practical Englishでは電話での会話、交通機関などの予約の仕方などを練習し、Debating & Discussionでは自分の故郷といった身近な話題から時事問題まで幅広く扱います。
セミプライベートレッスンではプロジェクトワークを円滑に進めることができるよう、先生がヒントをくださったり、プレゼンテーションを行ったりもします。
 朝は雨でしたが、昼頃から晴れたので、14時から市内散策に出かけました。道すがら、いくつものカレッジや博物館、『ハリー・ポッター』の病院のシーンが撮影されたBodleian Libraryを見ることができました。最後にSt. Mary’s Towerに上り、オックスフォードの街並みを眺めた時には、自分たちがどのような場所で勉強しているのかよく理解できたのではないでしょうか。こうしたアクティビティが良い息抜きになっているのではないかと思います。

3月4日(火)
 アクティビティがない日はCIEでプロジェクトワークの準備をします。CIEにあるパソコンを使うこともできます。中にはCentral Libraryに出向いて調査をした人もいました。CIE、Jesus College、またはホームステイ先でWi-Fiを使用できるので、空いた時間に自分のスマホで調べ物をする人も多いです。スマホはとても便利で、宿題をするのにも役に立っているようです。午前と午後、それぞれ宿題が出るので、こなすのは大変かもしれませんが、英語でいろいろ調べて読んだり、書いたりすることで徐々に英語力もアップしていくのではないでしょうか。授業以外で発話する言語の割合も、英語が増えてきたように思います。
 今日はキリスト教のパンケーキ・デイで、夕食の後にクレープのようなパンケーキが出た家もあったそうです。こうした文化を体験できるのもホームステイの良いところだと思います。

3月6日(木)
 学生たちは毎日空き時間を活用し勉強に勤しんでいますが、今日はその合間にCream Teaを体験するためにSt. Mary (University Church of St. Mary the Virgin) にあるVaults & Garden (http://www.thevaultsandgarden.com)に行ってきました。この場所は1320年に大学生や学者の会合のために建てられた歴史ある場所だそうです。Cream Teaとは紅茶とスコーンのセットのことで、イギリスの一般的な午後のティータイムのメニューだそうです。スコーンはナイフで半分に切り、ジャムとclotted creamを塗って食べます。clotted creamはクリームと言うよりバターに近いです。一緒に行ったCIEの先生との会話がはずんでいました。
 オックスフォードに着いたばかりの頃は質問に答えるといった受け身で消極的な姿勢が中心だったように思いますが、今では自分からあれを言おう、これを言おうという積極的な姿勢に変わってきました。外国での生活にも慣れてきて余裕が出てきたのか、ほんの数日の間にめざましい成長を遂げていると感じます。語学力だけでなく、自分の意見を持ち、それをきちんと述べる姿勢を短期間で身に付けることができるのも海外研修の魅力のひとつかもしれません。

3月8日(土)
 再び、ロンドンへ。
 バッキンガム宮殿で衛兵の交代を見たかったのですが、バスが思ったより時間がかかってしまったのと地下鉄で不通の路線があったのとで遅くなってしまい、間に合いませんでした。学生たちは、またロンドンに来て見に行こうと約束し合っていました。
 次に、Bond Streetに移動し、St. Christopher’s Placeを抜けて、Marylebone High Streetを通ってBaker Streetまで歩きました。St. Christopher’s Placeの入り口はビルとビルの間の人がひとり通れるほどの細い道で、一度は見落としてしまいました。ロンドンでもオックスフォードでも、道を尋ねると皆親切に教えてくれます。わざわざGoogle Mapで調べてくれるなど、とても優しい人が多いです。Marylebone High StreetにはEmma Bridgewaterというイギリスにしか店舗がない雑貨屋さんがあり、女子学生たちは瞳をキラキラさせていました。ちょうど3月30日が母の日ということで、母親へのプレゼント用のかわいい雑貨やギフトセットがいろいろあり、母親へのおみやげにもぴったりだったようです。
 Baker Streetにはシャーロックホームズ博物館があるのですが、行列ができていたので入場は断念しました。こちらも次回、ロンドンに来た時に行きたい場所リストに加わったことでしょう。
それから、『ハリー・ポッター』のホグワーツ特急の始発駅であるKing’s Crossに行きました。物語に出てくる9 3/4番線と壁にカートがめり込んでいるオブジェがあり、ハリー・ポッターになったつもりで写真撮影を楽しみました。
 最後はGreen Parkに行く組とCovent Gardenに行く組に分かれ、それぞれが最後のロンドン観光を楽しみ、Marble Archで再会を果たし、オックスフォードに戻りました。
こうした観光を通じてさまざまなイギリスの文化に触れることで、日本のことについて考え直したり、ロンドンとオックスフォードを比較してみたり、いろいろと考える良いきっかけになると思われます。

3月9日(日)
 待ちに待ったハリー・ポッタースタジオ見学の日。
 スタジオには映画の撮影に使われたセットや小道具、衣装などが展示してあります。私よりも学生たちの方がハリー・ポッターには馴染みが深く、学ぶことの方が多い位なのですが、私でも十分楽しむことができました。セリフや小物をよく覚えている学生にとっては、きっとその何十倍も楽しかったことでしょう。
 移動中もいつの間にか話題は授業のことになります。今日は集合がお昼だったのですが、その前も勉強していた学生もいたようで、着々とプレゼンテーションの準備が進んでいるみたいです。観光もこれで全て終了し、最後の目標がプレゼンテーションとなるので、残り1週間、勉強に集中できるのではないでしょうか。