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オックスフォード研修報告:3/10(月)〜16(日)

3月10日(月)
 本日はオックスフォード大学の学生との交流会がありました。お話を伺ったのはWorcester College医学部6年生のEmmaさんで、7月からは医者として働くことになっているそうです。日本の学生たちは、オックスフォードで好きな場所、趣味、放課後は何をしているか、日本人のことをどう思うか、日本で行きたい場所、なぜ医者になりたいのか、などについて質問し、それについてEmmaさんは丁寧に答えてくださいました。プレゼンテーションのトピックについてアドバイスをもらった学生もいました。趣味などはお互いに共通することもあり共感し、就職に関する話などは参考になったのではないでしょうか。
 一通り話した後、Emmaさんが通っていた、近くにあるCollegeを案内してもらいました。そこは講義用の教室があるところで、病院は別の場所にあるそうです。池や広い庭のある素敵なところでした。そこでガウンを着た学生を見かけました。一般的なイギリスの大学でガウンを着るのは卒業式の時だけだそうですが、オックスフォード大学とケンブリッジ大学ではもっと頻繁に着るそうです。試験やフォーマルディナーの時、また、学校によっては週に4日も夕食の時に着るところもあるのだとか。
 現地の学生と交流することで、イギリスをもっと身近に感じることができたのではないでしょうか。オックスフォード研修はプログラムが充実しており、現地の方々も手厚く対応してくださるので、短期間でいろいろと大きく成長できるのではないかと思います。

3月11日(火)
 普段、午前中に授業を受けているのはJesus Collegeの新しい建物なのですが、本日はメインの建物にある食堂でランチを堪能しました。古くて荘厳な建物に木製の重厚なテーブルと椅子が並び、壁にはエリザベス1世などの肖像画が飾られています。
 食事はメインにパイかピザを選び、付け合わせとサラダは好きなように取り分けます。豆が数種類あり、パスタやクスクスなどもありました。パイはパイ生地に包まれているものではなく、味付けをした肉にマッシュドポテトをのせてオーブンで焼いたものです。牛肉ならCottage Pie、ラム肉ならShepard Pieと言うそうで、用意されていたのはCottage Pieでした。
 現地の学生と同じように食事をすることで、オックスフォード大学の学生になったような気分を味わうことができたのではないでしょうか。アクティビティもこれが最後です。いよいよ残りの時間はプレゼンテーションの準備に費やされることになるでしょう。

3月14日(金)
 ついに授業最終日。そしてプレゼンテーションの日がやってきました。学生たちは朝から緊張していたようでしたが、本番では堂々と発表していました。観光交流文化学科の棚瀬・石田組は「日本とイギリスの名所」について、英語学科の3人はオックスフォードと関わりのある有名人について、徳永は「オックスフォードの教育」、千葉は「オックスフォードの建築」、島崎は「オックスフォードの作家」という観点からプレゼンテーションを行いました。見学された先生方よりお褒めいただき、「今までに見てきた杏林大学のプレゼンテーションの中で最も良かった」とご評価いただきました。今年で23回目となるオックスフォード語学研修ですが、第1回目の頃にはまだインターネットを使用できなかったでしょうから、そのころに比べたらスマホでいろいろと調べることのできる現在は調べた情報量が膨大で、まとめるのも大変だったことでしょう。CIEのプロジェクトワークのプログラムはよくできていて、初日にテーマを決めてから、調査を進めると同時にプレゼンテーションが出来上がっていきます。学生たちもプレゼンテーションに磨きをかけるべく、少しでも時間ができると調べものをしたり、発表練習をしたりして、とてもよく努力していました。そのように集中的に学習することで、語学研修の成果をさらに高めることができるのではないでしょうか。
 プレゼンテーションの後はパブに連れて行っていただき、フィッシュアンドチップスを堪能しました。ランチの後はフリータイムとなりましたが、学生たちはお世話になった先生方にお礼のカードを書いたり、別れを惜しんで話したり、写真を撮ったりしているうちにあっという間に時間が過ぎていきました。

3月15日(土)〜16日(日)
 15日は正午にロンドンヒースロー空港から離陸し、16日の午前中に成田に到着いたしました。迎えにいらしたUTSの永原様の姿を見て、安堵したものと思います。今回の研修では事故や問題もなく、無事に終了いたしました。外国で初めて会うホストファミリー、慣れない食事、体調、コミュニケーションと本当は各個人には問題はあったのかもしれませんが、それぞれ自分なりに消化し、解決していったようです。こうして何かを乗り越えていくことで達成感を得、自信をつけることができたのではないでしょうか。最初は英語で話す口数が少なかったのが、最終日にはよく英語で会話していました。日本に帰国してからは日本語に囲まれた生活になりますが、友人同士で英語で会話するなど、引き続き積極的に英語を使用していって欲しいと思います。