② コミュニケーション能力
杏林学生の79%以上が大学入学後に「コミュニケーション能力」が「増えた」または「大きく増えた」と回答しており、全国平均の約69%を10%上回っている。これは、授業での対話式の学習や語学サロンでの会話練習などにより、コミュニケーション能力が身に付いていったと考えられる。
図1-② コミュニケーション能力の伸び
③ プレゼンテーション能力
学生が課題に対して調査・研究、整理・分析を行い、その結果を人前で発表する「プレゼンテーション」を多くの教育場面で実施している。その結果、杏林学生の80%以上が大学入学後に「プレゼンテーション能力」が「増えた」または「大きく増えた」と回答しており、全国平均の約65%を大きく上回っている。
図1-③ プレゼンテーション能力の伸び
② 異文化の人々と協力する力
杏林学生の約64%が大学入学後「異文化の人々と協力する力」が「増えた」または「大きく増えた」と回答しており、全国平均の約36%と比較して極めて高い値を示している。前の項目同様、海外での生活や活動、学内での交流活動をとおして、異文化の人々(外国人)と日常的に協働することで、「異文化の人々と協力する力」が身についていることが確認できる。
図2-② 異文化の人々と協力する力の伸び
③ グローバルな問題の理解
外国語学部の専門科目として「日本文化論」、「日米比較文化概論」、「ヨーロッパの社会と文化」、「現代ヨーロッパビジネス事情」、「マーケティング総論」、「アメリカ経済論」、「アメリカ政治外交論」、「ヨーロッパ経済論」、「ヨーロッパ政治外交論」、「比較文化論」、「国際関係論」、「日中比較文化論」、「中国経済概論」、「アジア経済論」、「中国政治外交論」等を開講しているほか、隣接する総合政策学部が開講する「国際協力論」、「国際政治学」、「国際政治史」等の科目の選択履修を推奨し、グローバル的視野の涵養を図っている。
これらの科目履修や海外留学・研修(インターンシップを含む。)等の経験をとおして、杏林学生の約67%が大学入学後に「グローバルな問題の理解」が「増えた」または「大きく増えた」と回答しており、全国平均の約43%を大きく上回っている。
図2-③ グローバルな問題の理解の伸び
② 文章表現の力
杏林大学では、外国語力やコミュニケーション能力に加え、レポートやAcademic Writing等の文章作成・表現力の養成にも取り組んでいる。その結果、杏林学生の70~71%が大学入学後に「文章表現力」が「増えた」または「大きく増えた」と回答しており、これは全国平均(61~62%)を上回っている。また杏林学生の2年間推移においても上昇傾向が認められる。
図3-② 文章表現力の伸び
③ 分析力や問題解決能力
杏林学生の82.3%が大学入学後に「分析力や問題解決能力」が「増えた」または「大きく増えた」と回答しており、全国平均(77.7~77.8%)を上回っている。
図3-③ 分析力や問題解決能力の伸び
④ 批判的に考える力(critical thinking)
杏林学生の70%以上が大学入学後に「批判的に考える力」が「増えた」または「大きく増えた」と回答しており、全国平均(約65%)を上回っている。また杏林学生の2015年は74.3%で、2014年の71.5%を上回っている。
図3-④ 批判的に考える力の伸び
② 他の人と協力して物事を遂行する能力
本学外国語学部では、PBL型のグループプロジェクトや3~4年のゼミナールで、学生の企画によるグループ研究や発表が行われている。これらの活動をとおして、杏林学生の約80%が大学入学後「他の人と協力して物事を遂行する能力」が「増えた」または「大きく増えた」と回答しており、この値は全国平均の約70.3%を上回っている。
図4-② 他の人と協力して物事を遂行する能力の伸び
③ リーダーシップ能力
前述のPBL型のグループプロジェクトやゼミナール等で、学生の企画によるグループ研究や発表等の活動をとおして、杏林学生の54%以上が大学入学後「リーダーシップ能力」が「増えた」または「大きく増えた」と回答しており、全国平均の約47%を上回っている。
図4-③ リーダーシップ能力の伸び